賃貸管理日記/こぼれ話し・学生さん

こぼれ話し「学生さん編」
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学園都市八王子。
学生さんが100人いれば、100通りの個性があります。
彼らはワンルームマンションの一室でどんな生活をしているのでしょう。
今回はそんなエピソードの数々をつづってみました。

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若い時の苦労は買ってでも…

回覧板が学生さんのところで止まってしまってる。
そんなお電話をいただいて、お部屋を訪ねてみました。
電気は消えてるのに、中から人の気配が…。
チャイムを鳴らしてみると、彼が出てきました。
「どうしたの?こんなに真っ暗にして」
「電気代が払えなくて止められちゃったんです」
なぜかお部屋がほんのり明るい。
見るとテーブルにろうそくが1本。
「あぶないじゃないの!」
「あの、バイト代が入ったらちゃんとしますから」
一瞬、何かの儀式?と思ったことはナイショです。

八王子は寒いですか?

八王子天気相談所の原嶋宏昌さんによれば、
冬の八王子は都心と比べ月平均でも5.1度は低いそう。
これが晴天で風がおだやかな日には7〜8度もの差になります。
学生さんには、冬の寒さがことさら堪えるようです。

エアコンだけでは足元が寒いと、禁じ手の石油ファンヒーター。
せめて灯油をベランダに置いてくれればいいんですが、
横着して室内に。しかも玄関ドアの前の通路に堂々と。
一人が出すと、安心して他の部屋でも出す。点々と並ぶ赤いポリ容器。
これじゃまるで火薬庫です。
放火でもされたら大変なので、即刻、皆さんに片付けてもらいました。

冬の冷気は窓からも入ってきます。
そこで登場するのがプチプチ断熱シート。
これを窓に貼付ければ、少しは暖かくなるというふれこみですが、
100円ショップで売るようになって、一気に学生さんに普及しました。
あれ、退去された後のクリーニングが大変なんです。
強力な両面テープで貼ってあるので、そう簡単には剥がせない。
春の卒業シーズンになるともう泣きそう。

続:そんなに寒いですか?

6所帯の中部屋に住む学生さんからお電話。
ドアが壊れたので修理してほしいという用件でした。
立付けが悪くなったのかなぁと思って駆け付けたところ、
お部屋のドアに大穴が開いていました。
なんで?なんで?なんで?
「?」でいっぱいになった私に学生さんがすまなそうに説明。
なんでも、朝、学校に行こうとドアを開けようとしたら、
凍りついてて出られなかったそうな。
ドンと体当たりしたらドアが壊れたらしい。
まるでアクション映画のよう。
部屋のドアは北向き。結露が夜の間に凍りついてしまったようです。

エアコンの室内機が凍りついたこともあります。
夜の間に、吐く息が室内機の中で結露したらしい。
朝、暖房を入れようとしたら、もう動かなくなっていたとか。
修理に来た電気屋さんが驚いていました。
地球温暖化も、ここ八王子には無縁なんでしょうか。
すごいぞ!八王子!
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とんでもトラブル

築10年ちょっとの真新しいワンルームマンション。
ある日、階下の学生さんから水漏れがあると電話が入りました。
「天井から水がポタポタ落ちてくるんです」。
現場に駆けつけると、確かに天井に水のシミが広がっています。
上の部屋で蛇口でも締め忘れたのかなと、真上の部屋を訪問。
許可を得て入室したら、汚れた食器がシンクいっぱいに溢れていました。
流しの下に潜りこんだ水道屋さん、そこに一条の光りが。
汚れた食器の下で、シンクに穴が空いていました。
「呼びサビ」といって、一度錆びるとそこからサビが広がり、
放置するとステンレスのシンクさえ穴が空いてしまうことがあるそうです。
自炊しようとして挫折したんでしょうかねぇ。

うちの物件ではありませんが、ある同業者から聞いた話し。
アパートのとなりがオーナー様の畑でした。
ある日、オーナー様から管理会社に電話がありました。
「どうも、うちのダイコンを学生さんが抜いてるらしい」
目撃された方がいたため、難なく犯人を特定できました。
「お腹が空いちゃって、つい…」。
平成の世に、野菜泥棒が出るとは思わなかった(笑)。
オーナー様に報告に伺うと、さらに驚きの事実が判明。
証拠隠滅のつもりだったか、葉だけ畑に残して偽装していたそう。
「思いっきり抜こうとして、尻餅ついちゃったよwww」とオーナー様。
きっちり説教して、お詫びに行かせたのは言うまでもありません。
若い子がやったことだからと許してくださったそうです。
なんと心優しきオーナー様!
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世知にたけてないというか、社会常識に疎い子が増えましたね。
考えてみれば、小さい頃からTVゲームで独り遊び。
私たちの時代と違い、集団遊びをあまり経験しないで育った影響でしょうか。
かくれんぼに鬼ごっこ。広場さえあればおもちゃはいらない。
そこには無限の遊びが待っていました。
鬼ごっこで小さい子が入った時は、あえて捕まえないのが鉄則。
もっと幼い子は、女の子がままごと遊びに入れて面倒をみる。
そんな暗黙のルールが子どもたちにありましたっけ。

かっては駄菓子屋や銭湯でも、大人たちが社会教育をしていたもんです。
他の家の子どもを叱るのも当たり前でした。
「10円」をなぜか「10万両」と呼ぶのがお約束。
無駄遣いして買い過ぎると、「止めときな」と一声かかりました。
銭湯は銭湯で、こわ〜い雷親父が一人・二人。
「身体を洗ってから(湯船に)入れっ!」と大きな声が鳴り響きます。
恐かったらしいですね。。
by u-t-r | 2008-11-11 19:21 | 賃貸管理日記(ワンルーム)

UTR不動産です。八王子の歴史や暮らしをコツコツ取材しています。基本は「直接ご本人に会ってお話しを聞く!」。地元の話題が多いですが、どうぞお付き合いのほどを。


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