八王子見て歩記/かみかわ農園
2022年 08月 16日
上川町のブルーベリー
かみかわ農園/八王子市上川町
アナベルの花園を見に行った上川町。石垣の上の一段高いところに虫除けフェンスが張られ、中で鉢植えの植物が育っていました。観葉植物の畑かなと思いましたが、どこかで見た記憶がある葉っぱです。中で作業中のご主人に聞いてみました。「何をお育てになっているんですか?」。答えはブルーベリーでした。
八王子のブルーベリーの歴史
以前、恩方へブルーベリー農園の取材に行ったのは、今から12年前の平成22年(2010年)夏のこと。東日本大震災の前年です。この時は八王子のブルーベリーという記事で、馬場ブルーベリーファーム様に協力していただいたことを憶えています。
日本のブルーベリーの歴史は終戦間もない昭和26年(1951年)に始まります。アメリカからやってきたブルーベリーの苗は北海道の大地で大切に育てられ、その後、北海道の苗で東京などの地域でも栽培がスタート。日本国内で本格的なブルーベリー栽培が行われるようになったのは、昭和55年(1980年代後半)に入ってからのことでした。恩方町のブルーベリーは、平成11年(1999年)、八王子市のブルーベリーの里づくり事業に端を発します。毎年苗木を導入し定植をした結果、苗木は順調に育ち、平成15年(2003年)に「恩方ブルーベリーの里組合」が設立され、各農園での摘み取りが始まりました。
かみかわ農園
「中に入っていらっしゃい」。優しいご主人のお言葉に甘えて、農園内を見学させていただくことにしました。虫除けフェンスの中に鉢植えのブルーベリーがたくさん並んでいます。苗を出荷するために育てているのではなく、病虫害の心配がない水耕栽培で摘み取り農園を始められる準備中だそうです。
農園の入り口近くにあったのは人口土壌を配合するための素材です。土も水耕栽培に適した配合の人工土を使用しているそう。
苗を植えたブルーベリーの鉢には、根元に液体肥料入りの水がポタッポタッと滴り落ちています。
整然と並んだ栽培鉢。全部が同じ種類ではなく、色々な品種が植えられているそうです。ブルーベリーは異なる品種と受粉させる方が受粉しやすかったり、実の付きが良くなる性質があるからです。
試食♪
ブルーベリーは1本の木が一度に完熟することはありません。摘み取る時は完熟した実を選んで収穫します。この実はまだ青いようですね。
熟すと、このように濃い青色になりますが、中にはまだ緑色のものも残ります。
緑のものから、完熟した濃青のものまで色々。
先ほどのものと違う品種のブルーベリーです。味は品種によって異なるそうです。
ブルーベリーはハイブッシュ系とラビットアイ系のふたつの系統に大きく分類でき、日本で栽培種として流通しているブルーベリーの品種は100種類を超えます。
「食べてごらんなさい」とのお優しいお言葉。ではさっそく♪「この大きいの、甘〜い!」。
「種類が違うと味も変わるから、色々試してみるといいですよ」。あ、そうなんですか!
開園はもう少し先です
この農園に植えられたブルーベリーは、まだ育成中だそうで、樹が育つと甘みも増すとのこと。摘み取り農園として一般公開されたら、また伺いたいと思います。何せこれだけの広さ、色々な品種。食べ比べしてみる日が楽しみです。
農園の目印は、秋川街道を入った側道にあります。目印は水島石材さんの看板です。
かみかわ農園(かみかわファミリーファーム)さんには、まだホームページがないみたいです。ブルーベリー摘み取り開始が決まったら、またお知らせします。
かみかわ農園/八王子市上川町
アナベルの花園を見に行った上川町。石垣の上の一段高いところに虫除けフェンスが張られ、中で鉢植えの植物が育っていました。観葉植物の畑かなと思いましたが、どこかで見た記憶がある葉っぱです。中で作業中のご主人に聞いてみました。「何をお育てになっているんですか?」。答えはブルーベリーでした。
八王子のブルーベリーの歴史
以前、恩方へブルーベリー農園の取材に行ったのは、今から12年前の平成22年(2010年)夏のこと。東日本大震災の前年です。この時は八王子のブルーベリーという記事で、馬場ブルーベリーファーム様に協力していただいたことを憶えています。
日本のブルーベリーの歴史は終戦間もない昭和26年(1951年)に始まります。アメリカからやってきたブルーベリーの苗は北海道の大地で大切に育てられ、その後、北海道の苗で東京などの地域でも栽培がスタート。日本国内で本格的なブルーベリー栽培が行われるようになったのは、昭和55年(1980年代後半)に入ってからのことでした。恩方町のブルーベリーは、平成11年(1999年)、八王子市のブルーベリーの里づくり事業に端を発します。毎年苗木を導入し定植をした結果、苗木は順調に育ち、平成15年(2003年)に「恩方ブルーベリーの里組合」が設立され、各農園での摘み取りが始まりました。
かみかわ農園
「中に入っていらっしゃい」。優しいご主人のお言葉に甘えて、農園内を見学させていただくことにしました。虫除けフェンスの中に鉢植えのブルーベリーがたくさん並んでいます。苗を出荷するために育てているのではなく、病虫害の心配がない水耕栽培で摘み取り農園を始められる準備中だそうです。
農園の入り口近くにあったのは人口土壌を配合するための素材です。土も水耕栽培に適した配合の人工土を使用しているそう。
苗を植えたブルーベリーの鉢には、根元に液体肥料入りの水がポタッポタッと滴り落ちています。
整然と並んだ栽培鉢。全部が同じ種類ではなく、色々な品種が植えられているそうです。ブルーベリーは異なる品種と受粉させる方が受粉しやすかったり、実の付きが良くなる性質があるからです。
試食♪
ブルーベリーは1本の木が一度に完熟することはありません。摘み取る時は完熟した実を選んで収穫します。この実はまだ青いようですね。
熟すと、このように濃い青色になりますが、中にはまだ緑色のものも残ります。
緑のものから、完熟した濃青のものまで色々。
先ほどのものと違う品種のブルーベリーです。味は品種によって異なるそうです。
ブルーベリーはハイブッシュ系とラビットアイ系のふたつの系統に大きく分類でき、日本で栽培種として流通しているブルーベリーの品種は100種類を超えます。
「食べてごらんなさい」とのお優しいお言葉。ではさっそく♪「この大きいの、甘〜い!」。
「種類が違うと味も変わるから、色々試してみるといいですよ」。あ、そうなんですか!
開園はもう少し先です
この農園に植えられたブルーベリーは、まだ育成中だそうで、樹が育つと甘みも増すとのこと。摘み取り農園として一般公開されたら、また伺いたいと思います。何せこれだけの広さ、色々な品種。食べ比べしてみる日が楽しみです。
農園の目印は、秋川街道を入った側道にあります。目印は水島石材さんの看板です。
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かみかわ農園(かみかわファミリーファーム)さんには、まだホームページがないみたいです。ブルーベリー摘み取り開始が決まったら、またお知らせします。
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取材協力:かみかわ農園(八王子市上川町3387)
by u-t-r
| 2022-08-16 16:00
| 八王子見て歩記