八王子見て歩記/サクラ保存林/4月中旬-2

多摩森林科学園のサクラ保存林/4月中旬-2
第2話:「ピンクと白の桜雲、里桜園」
柳沢林道〜遠見通り〜里桜園〜山の上あずまや
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「彼岸通り」の終点から階段を下りて「柳沢林道」に入ります。園内を一筆書きで回ろうとすると、どうしても「柳沢林道」と「遠見通り」を通らざるをえません。ここから先は高台の道になるので、あちこちに展望ベンチがあります。間近で見る桜も楽しいですが、桜が咲きそろう山を一望にできるのもうれしい。お酒の持ち込みは禁止されていますが、ベンチでお弁当を食べるのはOK。景色のいいベンチには大勢の方がお花見しながら舌鼓を打ってらっしゃいました。(クリックで拡大)
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柳沢林道

「彼岸通り」から「柳沢林道」に下りると、すぐに折り返しの坂道になります。どこかで似たような景色を見たなーと思ったら、醍醐林道のばばころがしにそっくりです。
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坂の上から来た道を振り返りました。上道が「彼岸通り」、下道が「柳沢林道」です。
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坂を上りきったところにもベンチがありました。この日は快晴で入場者もかなり多かったようですが、ベンチに座れないことは一度もなかったです。それだけ数多く設置されているのです。
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里桜園

「柳沢林道」を道なりに歩いていくと「里桜園」に到着です。桜も大分咲いているようです。
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階段を下りて里桜園内に入ります。
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桜の見どころには桜人(さくらびと)の行列ができていました。
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3月末に来た時は固いツボミだった里桜が満開です。ピンク色のツボミが愛らしい。(クリックで拡大)
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近景にも遠景にも雲のように一面に桜が咲いた桜雲(おううん)です。(クリックで拡大)
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1994年に三島市の遺伝学研究所から導入されたサトザクラ「三島の水晶桜」。ピンクの花びらが陽の光に透けて、まるでアクセサリーのよう。(クリックで拡大)
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1994年に三島市の遺伝学研究所から導入されたカスミザクラ「与野の八重桜」。ふわふわと繊細な薄ピンクの花びらが重なった可憐な桜です。正直今まで八重桜はやぼったいという先入観がありました。この花の豪華さはどうでしょう!(クリックで拡大)
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1994年に三島市の遺伝学研究所から導入されたサトザクラ「三島の野々宮(御車返し」。別名:八重一重。一つの木に一重の花と八重の花が付く珍しい桜です。毎年一重と八重の咲く位置も変わるといわれています。しわがあり濃いピンク色で、花の先端ほど色が濃くなっていく濃淡がまた美しい。花は3.5cm以上の大輪です。(クリックで拡大)
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階段を上がって「柳沢林道」に戻ります。
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高台にある展望ベンチ。真ん前の枝垂れ桜は3月末に咲いていましたっけ。
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遠見通り

展望ベンチを境に「柳沢林道」は「遠見通り」になります。ここから「山の上あずまや」までは1本道なので迷うことはありません。
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右は尾根、左は谷の「遠見通り」。谷側に枝垂れ桜がにかかっていました。寒暖の差が開花時期に大きく影響する桜の花。4月中旬の今日は品種にもよりますが、満開の桜が多いようです。満開の薄紅色の枝垂れ桜。(クリックで拡大)
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わずかに薄紅色の入った白い枝垂れ桜。(クリックで拡大)
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明るいピンク色の「八重紅枝垂(やえべにしだれ)」。(クリックで拡大)
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こちらの枝垂れ桜はまだツボミが残っています。もうしばらく楽しめそう。春先の「多摩森林科学園」は、いつも園内のどこかで桜が咲いています。(クリックで拡大)
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1968年に京都の佐野園から導入されたサトザクラ「鞍馬本社(関山)」。(クリックで拡大)
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「染井吉野」は名残の花を残して葉桜に移行中。(クリックで拡大)
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谷間の深い緑を背景に鮮やかに浮かび上がる桜の花。(クリックで拡大)
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山の上あずまや

「山の上あずまや」に到着しました。
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3月末には全部ツボミだった桜たちも花開いて、展望ベンチはご婦人方で満席です。
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「展望ベンチ」前の桜は、栃木県宇都宮から導入された「雨情枝垂(うじょうしだれ)」。花の中心が濃い紅色で、花びらは薄紅色の桜です。(クリックで拡大)
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「山の上あずまや」の横には、1968年に京都植物園から導入された「白山大手毬(サトザクラ"江戸")。オオシマザクラとカスミザクラの交雑で生まれた栽培品種。明治時代の荒川堤にあったもので、江戸時代から各地で栽培されていました。花は淡紅色で大輪八重咲きの桜です。花弁は外側ほど色が濃くなります。(クリックで拡大)
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「山の上あずまや」の裏手はテーダ松の森になっており、こちらにもベンチが置いてありました。男性お一人の桜人が多かったようです。
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次回は「昭和林道」から「関山ベンチ」に向かいます。

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桜の自生種は100種類以上、園芸品種が200種類以上、細かく分類すると実に600種類もの桜の品種が存在します。現在、日本の桜はその約7割が染井吉野と言われています。木が若いうちから花を咲かせること、葉より先に花が咲き開花が華やかであることなどで人気があるからでしょう。桜全体の花言葉ではなく、染井吉野だけに付けられた花言葉は「優れた美人」「純潔」。確かに。
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取材協力:多摩森林科学園

多摩森林科学園のサクラ保存林/4月中旬(4話)
第1話:「一重も八重も枝垂も満開」高尾駅前の枝垂桜〜第2樹木園〜森の管理室〜彼岸通り
第2話:「ピンクと白の桜雲、里桜園」柳沢林道〜遠見通り〜里桜園〜山の上あずまや(当記事)
第3話:「桜の園の中心へ」昭和林道〜見返り通り〜関山ベンチ〜釣鐘草通り〜第2樹木園〜森の科学館裏手
第4話:「多摩森林科学園の御衣黄」彼岸通り・見返り通り

多摩森林科学園のサクラ保存林/3月末(3話)
第1話:「高尾の桜はまだ咲きはじめ」森の科学館〜第2樹木園〜森の管理室〜柳沢林道
第2話:「大きな桜の咲く高台」柳沢林道〜遠見通り〜山の上あずまや
第3話:「貴い方の衣色、御衣黄」昭和林道〜見返り通り〜関山ベンチ〜仲通り

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by u-t-r | 2019-05-07 16:00 | 八王子見て歩記

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