花と山野草/別所くすのき公園(前編)

春の別所くすのき公園・やまざくら公園/5月
前編:南大沢の街に咲く山野草たち
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高尾梅郷の梅からはじまる八王子の春。桜、ユキヤナギ、モクレン、と来て、5月になるとツツジやサツキも咲きはじめます。朝晩の冷え込みも和らぎ、市内各所の公園で色々な山野草の花を楽しめるようになります。写真は「別所やまざくら公園」で実を結んだユスラウメ(梅桃)。通常、6月が収穫時期ですが、今年は早かった。5月でこの状態です。今回撮影に行ったのは「別所くすのき公園」と「別所やまざくら公園」。隣接する「長芝原緑地」と「別所実緑地」が繋がっていて、全部でひとつの公園のようになった場所です。さて、どんな花が見られるのでしょうね。

南大沢駅近くの緑地帯

京王線「南大沢駅」から「別所くすのき公園」は1.5km。不動産業界の徒歩所要時間(1分/80m)で計算すると徒歩19分です。ちょっと歩きますが、景色に変化のあるコースだったので、飽きずに楽しく歩くことができました。

住宅街の緑地帯で、濃い紫色の筋が入った鮮やかなピンク色の花は南ヨーロッパ原産のウスベニアオイ(薄紅葵)、マロウとも呼ばれます。花にはほのかな香りがあり、古代ギリシャの時代から、花は気管支炎や痰がからむときなどに効くハーブティーとして好まれ、茎や葉はサラダなどの食用として利用されてきました。マロウの花で入れたハーブティーは、お湯を注ぐと透きとおった青いお茶になり、水質によってはスカイブルー~紫色に変わります。さらにレモンを入れるとさっと薄ピンク色に。花言葉は「穏やか」「柔和な心」「魅力的」「悩殺」「温厚」「やさしさ」「熱烈な恋」「勇気」。ふだんはもの静かだけど、やる時はやるよ!という感じ。(クリックで拡大)
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植え込みからヒョコッと顔を出した黄色い花は、ヨーロッパ原産のブタナ(豚菜)です。黄色い花も、白くて丸い綿毛もタンポポによく似ているところから、別名:タンポポモドキ。豚菜という名前はフランスでの俗名「ブタのサラダ菜」から。タンポポより背が高くスマートな花なのにあんまりだ。花言葉は「最後の恋」。なんていじらしい。(クリックで拡大)
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民家の庭先から顔を出していた小ぶりな薄紫の花はネメシアです。原産地は南アフリカ。日本ではウンランモドキ(海蘭擬き)という名前も付けられています。白、赤、青、紫と、花色も多彩。鉢植えや庭植え、寄せ植えとして人気の園芸品種です。花言葉は「包容力」「偽りのない心」「過去の思い出」「正直」。なんてロマンチック♪(クリックで拡大)
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ピンク色の小さな花、付け根の部分はストライプ、おしゃれな花はホザキマンテマ (穂咲きマンテマ)。ヨーロッパ東部〜東南部原産の帰化植物です。花言葉は、シレネ属(=マンテマ属)として「偽りの愛」「落とし穴」。こんなに可愛い花なのにねぇ。(クリックで拡大)
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住宅街の道端に

小判によく似た花穂は、地中海沿岸を原産とするイネ科の一年草コバンソウ(小判草)。明治時代に観賞用として渡来しました。今では野生化して道路の端や荒地・原野に生息しています。咲き初めは緑色をしていますが、熟すると黄緑色を帯びて次第に色づき、夏も遅くなるころには黄金色に輝きます。花言葉は「白熱した議論」「興奮」「熱狂」「心を揺さぶる」「心の激動」「素朴な心」「金満家」「お金持ち」。小判だけに。。(クリックで拡大)
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白い花が咲いた珍しい街路樹はハクウンボク(白雲木)。新しく出た枝の先端に、白い小さな花が集まり垂れ下がって咲きます。満開の白い花が空にたなびく白雲のように見えることから白雲木と名付けられました。原産地は、日本、朝鮮半島、中国です。我が国では北海道から九州まで広く分布します。花言葉は「壮大」。(クリックで拡大)
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フェンスの間から遠慮がちに顔を出したピンク色の可憐な花はアカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)。原産地は南アメリカで、我が国には明治時代に渡来しました。ヒルザキツキミソウと同じマツヨイグサ属の仲間です。花言葉は「美徳」「貞淑」。こう見えてけっこうしたたかな花で、あちこちで繁殖しています。(クリックで拡大)
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後編では、別所やまざくら公園、別所くすのき公園、別所実緑地に咲く春の山野草をご紹介します。

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雑草と呼ばれる山野草の中には、観賞植物として渡来したものが珍しくありません。ヒメジョオン(姫女菀)やヒルザキツキミソウ(昼咲月見草)などもそう。やがて野生化して、その繁殖力から雑草と呼ばれるようになってしまいました。今度は雑草同士の生存競争となり、今ではヒルザキツキミソウもめっきり減ってきています。生々流転。

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春の別所くすのき公園・やまざくら公園/5月(2話)
前編:南大沢の街に咲く山野草たち(当記事)
後編:公園と緑地に咲く山野草たち

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by u-t-r | 2018-08-14 16:00 | 花と山野草

UTR不動産です。八王子の歴史や暮らしをコツコツ取材しています。基本は「直接ご本人に会ってお話しを聞く!」。地元の話題が多いですが、どうぞお付き合いのほどを。


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