花と山野草/長池公園の花と実(9月)-2

長池公園の花たちと木の実・草の実(9月)-2
中央園路〜里山のいえ〜築池
長池公園/八王子市別所

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夕日展望台から中央園路へ通じる遊歩道沿いにコナラ(小楢)が植えてありました。枝にはドングリがいっぱい!椚田遺跡公園も遺跡から発見された草木の種類から当時の林を再現させていましたっけ。もちろんコナラもありました。貯蔵されていた食物はクルミ、クリ、トチ、ドングリなどの実が中心だったそうで、主食はこれら堅果類であったと推測されています。なかでもドングリ類の比重が高かったそう。製粉した上でクッキーのように焼き上げて食べたり、粥や雑炊にしたりして食べていたのです。公園内の動植物は採取禁止ですが、子どもさんが落ちてるドングリを拾うくらいならOKだそうです。

夕日展望台から中央園路へ

夕日展望台周辺の遊歩道には、木の実が成る低木が植えられていました。明るい雑木林といった感じです。実が付いているのを見つけると、ただそれだけでうれしくなってしまいます。写真はどんぐりが成ったコナラ(小楢)です。どんぐりはクヌギ(櫟)・カシワ(柏)・カシ(樫)など、ブナ科のコナラ属樹木果実の総称で、たくさんの種類があります。花言葉は「勇気」「独立」。勇ましい。
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木の実シリーズ、2つ目はマサキ(柾・正木)の実です。桃色のかわいらしい実。マサキは成長が早く、潮風や公害に強く、刈り込んでもよく芽吹き、日陰でも育つ丈夫な木です。花言葉は「厚遇」「円満」。中の種子が育つまで外皮でしっかり守るところから付けられたのでしょう。
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遊歩道の近くでユリ(百合)の実を見つけました。雑木林の中に凛として咲くユリの姿は気高く、深い緑の中で白い花がとても目立ちます。実はなんだかスターフルーツのようです。長沼公園の霜降の道には自生のヤマユリがたくさん咲くので、秋口に一度遊びに行かれてはいかがでしょうか。花言葉は「純粋」「無垢」「威厳」。
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放射状にツボミの穂を付けていたのはアセビ(馬酔木)です。早春になるとスズランに似た白い花をたくさん咲かせます。名前の由来は、「馬」が葉を食べれば毒に当たり、「酔」うが如くにふらつくようになる「木」から。枝葉に「アセボチン」という有毒成分を含んでいるので草食動物はこの木の葉を食べません。「馬酔木の花」は春の季語であり、日本では万葉集などに歌が残るほど古くからある植物です。花言葉は「清純な愛」「清純な心」「献身」「犠牲」「危険」「二人で旅をしよう」「いつもあなたと一緒」。きれいな花には毒があるのよ、ふふん♪
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白い蝶々が舞っているような優雅な花はハクチョウソウ(白蝶草)。原産地は北アメリカ中南部とメキシコの帰化植物で、園芸品種もあります。花は咲いてから3日ほどで散ってしまいますが、春から秋の長い期間、次から次に花を咲かせていくため、長い間楽しむことができます。花言葉は「負けずぎらい」「清楚」「ゆきずりの恋」「我慢できない」「繊細な心を傷つけない」「神秘」「舞姫」。気の強い美人といったところでしょうか。
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おや、こんな時期にタンポポが?と思ってよく見たらブタナ(豚菜)でした。別名:タンポポモドキ。道理で似ているはずです。同じキク科のコウゾリナにもよく似ていますが、茎がひょろっと長く、トゲも生えていないので間違いないでしょう。ヨーロッパ原産で、日本で昭和8年(1933年)に札幌市で初めて発見されました。原産地ではハーブとして食用にもされているそうですよ。花言葉は「最後の恋」。意外にロマンチック。
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薄紫の手まりのような花はムラサキツメクサ(紫詰草)。クローバー(白詰草)の仲間で、明治時代ごろ牧草として移入された帰化植物です。花言葉は「勤勉」「実直」「豊かな愛」「善良で陽気」。ラテン系…。
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中央園路〜里山のいえ

小さなピンク色の花を咲かせたミズヒキ(水引)。花が小さすぎてピンボケになってしまいました。ツボミの状態はよく見かけましたが、花は初めてです。白とピンクのツートンカラーなんですね。花言葉は「慶事」「祭礼」「感謝の気持ち」「喜び」「祝い」「寿」。水引そのまんまじゃないですか。
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終わりかけでかなり実が落ちちゃってますが、イヌタデ(犬蓼)です。別名:アカマンマ。かつては、花が赤飯に見えることから女の子のおままごとに欠かせない野草でした。花言葉は「あなたのお役に立ちたい」。昔は活躍してたんですけどねぇ。
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里山のいえのフェンスに咲いていたキバナコスモス(黄花秋桜)。絹の道、北野台の階段にたくさん咲いていましたっけ。原産地はメキシコで、標高1600m以下の地域に自生しています。日本で広く園芸品種のひとつとして栽培されているものの、一部は逸出して野生化しています。花言葉は「野生美」「幼い恋心」「野性的な美しさ」。
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里山のいえの前の柿が実をつけていました。田んぼ、畑、水車小屋。日本の原風景に柿がよく似合います。柿は奈良時代頃に中国から渡来したという説がありますが、はっきりしたことはわかっていません。ただし、甘柿は日本が原産地で、鎌倉時代の1214年に神奈川県川崎市柿生で突然変異による甘柿が発見されたのが甘柿の発祥といわれています。花言葉は「自然美」「恵み」「恩恵」。ありのままで気取っていない。
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里山のいえの田んぼのうち1枚で赤米(あかまい)が実っていました。お祝い時に炊くお赤飯、縄文時代に初めて中国大陸から日本に伝わってきた頃は、小豆やささげを入れたご飯ではなく、赤米を蒸したものだったようです。赤米は炊きあがるとちょうどお赤飯のような色になります。日本では古くから赤い色には邪気を祓う力があると考えられており、神様に赤米を炊いて供える風習があったようです。花言葉は「神聖」。神様におそなえするだけに。
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つくいけの道〜築池

雑木林の道端にひっそりと咲いていたヤマハギ(山萩)。秋の七草のひとつで、残念ながらまたもピンボケです。小さな花を撮るのは本当にむずかしい。花言葉は「思案」「内気」「想い」。大和撫子の気質そのもの!
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ヒヨドリバナ(鵯花)。白い子花がヒラヒラと咲いています。名前は、夏には山に住み秋になると人里にくるヒヨドリが鳴く頃(夏〜初秋)、花を咲かせることにちなんでいます。花言葉は「清楚」「期待」「延期」。待つ時間も楽しみのうち。
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毎年9月半ば〜11月末になると、立川の昭和記念公園でコスモスまつりが開催されます。メイン会場は公園最奥部の「花の丘」。今年も見に行ったのですが、段々畑のように見事な花園でした。でもね、八王子の公園と比べると野草がとても少なかったのです。管理され、芝生を植えられた公園では植生が単純になってしまうのかもしれませんね。

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長池公園の花たちと木の実・草の実/9月(2話)
第一話:南大沢〜長池公園南エントランス〜夕日展望台
第二話:中央園路〜里山のいえ〜築池(当記事)

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by u-t-r | 2017-11-21 16:00 | 花と山野草

UTR不動産です。八王子の歴史や暮らしをコツコツ取材しています。基本は「直接ご本人に会ってお話しを聞く!」。地元の話題が多いですが、どうぞお付き合いのほどを。


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