八王子の公園/小宮公園-3(弁天池)

八王子の公園-第10話-3
小宮公園/八王子市大谷町・暁町
しろはらの小道から大谷弁天池へ
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小宮公園の遊歩道はほとんどが雑木林の中を通っています。5月といえど天気のいい日は日差しが暑く感じられ、涼しい木陰の道はとても快適でした。公園の南東側には弁天池と呼ばれる池があり、池に突き出た出島には大谷弁天様が祀られています。この池の水はひよどり山の湧き水を水源とし、その昔、付近に水田が多かったころ水田灌漑確保のために掘られました。3話目は弁天池周辺の遊歩道を歩きます。

しろはらの小道

「しろはらの小道」を通って弁天池側の公園入口に出ます。小宮公園内の遊歩道にはすべて小鳥たちの名前が付けられています。ちなみにシロハラとは中国東北部からロシア沿海地方にかけての地域で繁殖し、日本や朝鮮半島、中国で越冬する渡り鳥で、ヒヨドリよりわずかに小さい鳥です。
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「雑木林ホール」の裏側から森に入る道が「しろはらの小道」。赤い矢印のところです。
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道名標識に鳥(しろはら)のイラストが描かれています。(クリックで拡大)
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森の中に入っていく「しろはらの小道」。ウッドチップが敷かれているので歩きやすい。
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木漏れ日が差す遊歩道。フェンスがしっかり立てられ、遊歩道の雑草も処理されているので安心して歩けます。なにが安心かって?もちろんヘビですよ。
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ゆったりした下り坂。このあたりの地形は、「雑木林ホール」のある管理所口を頂上として弁天池は低地にあたります。高低差があまりないので歩きやすいです。ウッドチップの感触はフカフカして絨毯の上を歩いているよう。
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枕木でできた階段も、ステップがしっかり土に埋めてあるので足元安心♪金剛の滝に抜ける林道なんて丸太が浮き上がっていましたから。
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木々の間から弁天堂の赤い建物が見えてきました。
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「しろはらの小道」を下りきったところで、「おながの小道」と合流します。
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おながの小道

弁天池へは別のルートで立ち寄ります。まず弁天池西口の入口に出てみましょう。
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「おながの小道」合流点の標識。左方向は「みずき平」へ、右は弁天池西口の入口です。
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合流点から入口までは100mあるかないか。前方に森の切れ目が見えてきました。
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弁天池西口に着きました。
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弁天池西口入口

弁天池への入口は西と東の2か所にあります。小宮公園でトイレがある3つの入口のひとつです。水道、ベンチも備えられているので、待ち合わせにもいいでしょう。
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管理所口と弁天池西口、公園に2か所しかない駐車場もあります。フィールド遊具の広場で遊んでいた幼稚園児たちのマイクロバスも停まっていました。
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トイレは管理所口と同じく男性用、女性用、多機能トイレの3室。どうやら「バリアフリールート」の近くには車いすでも利用できる多機能トイレを設置しているようです。
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女性のハイカーさんがベンチでお昼を食べていらっしゃいました。
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おながの小道から木道へ

弁天池西口から「おながの小道」を通って大沢弁天池へ歩いていきます。
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車止めの向こう側から「おながの小道」がはじまります。
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「おながの小道」から右に曲がります。
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木の階段をトントンと下りて行きます。前方に見える赤い建物が弁天堂。小宮公園の中でもっとも標高が低い場所です。
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虫をくわえた小鳥が階段に止まっていました。(クリックで拡大)
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すぐ逃げてしまいましたが、お腹側が白いところをみるとシロハラでしょうか。(クリックで拡大)
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階段の下から木道が続いています。
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木道は「バリアフリールート」の「かわせみの小道」に合流します。右折方向が大谷弁天堂です。
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「バリアフリールート」だけあり、橋の階段にもスロープがついています。
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沢を流れる湧き水。
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大沢弁天池に到着しました。
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大谷弁財天

弁天池は、弁天池西口から木立を挟んだ反対側にあります。今では小宮公園の一部のようになってしまいましたが、本来は弁天様が先にあり、後から公園になった経緯があります。
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大谷弁天池はその昔、武蔵国多摩郡大谷村といい、付近に杉の大木が茂っていたことから大杉谷戸といわれていました。池の水は、ひよどり山の湧き水を水源とし、堀川を下った一帯には古くから水田が開かれ、近年まで稲作が行われていました。今から300年以上前の元文3年(1738年)、この土地の人々が池のほとりに石殿を建てて弁財天を勧請し、五穀豊穣と生活の安寧を祈願したものと思われます。
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弁財天と弁天池。天明の飢饉(1782年)の時に、ここを知行していた八王子千人同心頭の萩原氏が水田灌漑確保のために溜池を掘り、そこに弁財天を祀ったとも云い伝えられています。昔日の弁財天には縁日がたち、近郷近在から多くの参拝者が訪れて賑わいを見せていたそうです。広く弁天池の恩恵を受けていた水田は都市化とともに消え、いつか縁日もなくなってしまいました。
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元文3年以降、何度か社殿は建てられましたが、現在の社殿は平成20年(2008年)に再建されたものです。
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次回は小宮公園最大の見どころ、雑木林の木道をご紹介します。

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園内で見かけたキイチゴの実。果実の色は黄色と赤の2種類があるようです。こちらは黄色い果実。キイチゴは酸味と香りが強いのでジャムにするのにぴったりです。また、普通のイチゴと違って鍋で煮ても色あせることがなく鮮やかな色に仕上がり…いや!公園の果実は採っちゃいけないんだった。(クリックで拡大)
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小宮公園(全6話)
第10話:小宮公園-1|雑木林ホール
第10話:小宮公園-2|バリアフリールートで花の迷路へ
第10話:小宮公園-3|しろはらの小道から大谷弁天池へ(当記事)
第10話:小宮公園-4|木道を通ってひよどり沢へ
第10話:小宮公園-5|ひよどり山へ通じる小道
第10話:小宮公園-6|雑木林を抜けて草地広場へ

→八王子の公園|記事一覧

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by u-t-r | 2015-06-16 16:00 | 八王子の公園

UTR不動産です。八王子の歴史や暮らしをコツコツ取材しています。基本は「直接ご本人に会ってお話しを聞く!」。地元の話題が多いですが、どうぞお付き合いのほどを。


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