八王子見て歩記/高尾梅郷梅まつり(後編)

第36回 高尾梅郷梅まつり(後編)
年に一度の特別開放/木下沢(こげさわ)梅林
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高尾梅郷の奥にある木下沢梅林は、梅まつりの2日間〜月末にかけての期間中のみ特別公開する梅園です。今年(平成27年)は、3月14日(土)から29日(日)までの15日間、午前10時〜午後4時まで解放されました。起伏に富んだ園内にはトレッキングコースが設けられており、約1400本もの紅梅・白梅が花咲く梅郷屈指の規模を誇ります。

湯の花梅林会場〜木下沢梅林

高尾梅郷は西から、遊歩道梅林、関所梅林、天神梅林、荒井梅林、湯の花梅林、木下沢梅林、小仏梅林の順に位置しています。木下沢梅林は奥から2つめの梅林。最寄りバス停は「大下」になります。(クリックで拡大)
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湯の花梅林会場を出発して旧甲州街道を小仏方向に歩いていきます。目指す焦げ沢梅林まで「高尾梅郷散策マップ」によれば約27分。街道沿いの民家の庭先に咲く紅梅が疲れを癒してくれます。
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水温む小仏川の岸辺にも紅白の梅の花。季節はもう春なんだなぁと実感します。
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摺差バス停近くのお豆腐屋さんはおからドーナツが名物です。木綿豆腐140円、寄せ豆腐240円(冷奴たれ別売20円)はその場で食べていく人も多いそうです。女性客が並んでいますね。
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玄関先で手作りケーキを売っているお家もありました。
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梅以外の花も咲いていました。淡い黄色の花を房のように咲かせているのはミツマタ(三椏)。樹皮は和紙の材料になります。日本の紙幣はこのミツマタから作られているそう。
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可憐な小さな紫色の花はオオイヌノフグリ。早春にたくさんの花をつけ、春の終わりには枯れてしまう野草です。
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石垣のわずかな隙間に咲くタツナミソウ(立浪草)。街中でもよく見られますね。
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おや?梅の下のテラスでコーヒーを楽しんでいる人が。コーヒー自家焙煎の店「ふじだな」さんでした。
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左側に大きな池が見えました。ここは紅マスとイワナのルアー&フライフィッシングができる浅川国際マス釣場さんです。
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旧甲州街道と中央本線がオーバークロスする煉瓦造りのトンネル(浅川第2橋梁)がありました。
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木下沢梅林は右折約270mです。左は小仏バス停まで約800m、小仏梅林は高尾梅郷の最奥部にあります。
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ここから坂道です。生け垣にも梅の花。
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ここは陽当たりのいい場所なので、白梅が八分咲きでした。
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3月中旬の裏高尾にはちょっと早いスミレが咲いていました。
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木下沢梅林

中央高速の橋脚の向こう側に見えるのが木下沢梅林です。
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梅まつり期間中〜3月末(午前10時〜午後4時)までが特別開園日です。特別開園の期間は梅の開花状況などによって変更される場合もあるそう。
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ちなみにふだんは入場口は閉鎖されています。
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木下沢梅林の園内は上段の梅・中段の梅・下段の梅の3段で、それぞれの段が階段で結ばれたトレッキングコースになっています。頂上には管理棟と仮設トイレ、喫煙所が設けられています。入口は右下の1か所です。(クリックで拡大)
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駐車場は梅園入口の斜め前です。
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下段の梅コース

入場口には木下沢梅林の園内案内図が掲示されています。まずは下段の梅コースを歩いてみましょう。左端のご年配のご夫婦、ご主人はノーネクタイのジャケット姿で、中折れ帽を小粋にかぶっていらっしゃいました。奥様は奥様でラフなジーンズ姿。こういうご夫婦になりたい!(個人情報保護のためボカシを入れました)
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入って左が下段の梅コースです。園内あちこちにベンチがあって休憩できます。
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遊歩道はコースを外れて歩かないようフェンスが設置されています。樹を傷めないためでしょうね。
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白梅は三分咲きといったところ。高尾梅郷は奥に行くほど気温が低いため、梅の開花が遅れる傾向があります。その分長く楽しめるわけです。
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紅梅をバックに咲く白梅。こちらは七分咲き。
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カメラやスマホで写真を撮る方が多いです。よく咲いている梅の前では行列ができていました。
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下段の梅コースから中段の梅コースへの連絡階段は3か所にあります。こちらは中央側。
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各分岐には現在地を示した案内図があるので迷わないでしょう。
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3月14日現在では2分咲き〜三分咲きといったところでしょうか。
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途中の梅林で他の方と情報交換していたので分かってはいましたが。「まだツボミよ!ツボミ!」って。
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同じ場所を園外から撮った平成24年(2012年)4月の写真です。先が見通せないほど梅が咲いていました。満開時はこうなります。
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下段の梅コースの突き当たりはゆるやかな階段で、中段の梅コースへ続いています。
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中段の梅コース

中段の梅コースに入りました。休憩用のベンチが設置されています。
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満開時なら梅の花のトンネルになるのでしょうね。
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まっすぐ歩いていくと、ベンチが置いてある広場に出ました。皆さん、お弁当を広げていらっしゃいます。
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梅の花はツボミが花開いた午前10時ころに強い豊香を漂わせます。前回行った時に経験しました。ヒヤシンスの花の香りに似て、それをもっと上品にした感じ。木下沢梅林は3月終わりころが見頃かもしれませんね。
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広場の先が曲がり角になっていました。中央高速と並行しています。
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木下沢梅林の土盛りは高速道路工事で出た残土を利用して作ったものだそうです。斜面に梅が植えてあるため咲いた花が重ならず、立体感ある景色になっています。
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下に見えるのは外周遊歩道。車いすの方と一緒に上段の梅コースまで行ける舗装路です。
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こちらの斜面は南向きのため、よく咲いていました。
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中段の梅コースの終点は外周遊歩道につながっています。
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外周遊歩道

入場口から2つ目のゲート。入場口から上段の梅まで外周遊歩道が通っています。フェンスに開いた入口から中段の梅コースへ入れます。
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外周遊歩道は舗装されたゆるやかな坂道になっています。道なりに歩いていきましょう。
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坂の上に仮設トイレが2つ並んでいました。手洗い器も2個設置されています。ここもトイレ待ちの行列です。
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仮設トイレの前が入口になっています。満開時の木下沢梅林の写真が置かれていました。
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上段の梅コース

入口を入ってすぐが芝生広場になっています。
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お弁当を広げる人がいっぱい!
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上段の梅コースは平地に遊歩道が設けられています。外周遊歩道から入れば、少々お足の悪い方でも十分楽しめると思います。
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二分咲きといったところ。満開になれば空が隠れるほど花が咲くのでしょうね。
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梅の花の下で仲良くお弁当を食べているご夫婦がいました。園内にはほかにも若いカップル、お子さん連れのご家族、子どもが巣立った中年のご夫婦、そして、長く寄り添った日々を愛おしむように梅を楽しむ老境のご夫婦が歩いていらっしゃいます。人生ってなんて素晴らしい!
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階段〜中段の梅コースへ

行きは外周遊歩道を歩いてきたので、帰りは階段を下りてみましょう。上段の梅コースの中央から中段の梅コースへ移動します。
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杭にガイドロープが張ってあるものの、階段の傾斜は急です。
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階段の途中は梅との距離が近くなります。ツボミの中に1輪だけ咲いた白梅。
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中段の梅コースを歩いていきます。右下に見えるのは下段の梅コース。
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階段〜下段の梅コースへ

中段の梅コースからさらに階段を下りて下段の梅へ出ます。
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紅梅の花がこんなに近くに。
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12時半を過ぎて、下段の梅もだいぶ混んできましたね。
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外から見た木下沢梅林

駐車場前の道路から木下沢梅林の外観を撮ってみました。満開にはまだ早かったよう。
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花が咲いている梅にはカメラを抱えた人がいっぱいです。
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園内を観光客が歩いているのはこの1か月だけの光景です。木下沢梅林は1年間の眠りにつきます。次にまた可愛らしい梅の花と会えるのは来年の3月です。
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写真は摺差バス停でバスを待つ人たち。前方に見える山裾のむこうが木下沢梅林です。3年前に行った時もそうでしたけど、このあたりでバテる方多数。時刻表を見ると、土日でも1時間に1〜3本しか走っていません。混雑時は増便しているはずですが残念ながら来るバス来るバス満員です。全行程を徒歩で歩けば、高尾駅〜小仏梅林間は片道75分もかかります。ご無理なさらず体力と体調にあわせた梅郷巡りをお楽しみください。
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高尾梅郷梅まつり(3話)
前編:スタンプハイク/遊歩道梅林〜関所梅林
中編:スタンプハイク/天神梅林〜湯の花梅林
後編:年に一度の特別開放/木下沢梅林(当記事)

高尾の梅の里(2話)
前編:西浅川児童公園〜遊歩道梅林〜天神梅林
後編:関所梅林〜荒井梅林〜湯の花梅林〜木下沢梅林〜小仏梅林

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by u-t-r | 2015-04-21 16:00 | 八王子見て歩記

UTR不動産です。八王子の歴史や暮らしをコツコツ取材しています。基本は「直接ご本人に会ってお話しを聞く!」。地元の話題が多いですが、どうぞお付き合いのほどを。


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