八王子見て歩記/恩方ます釣り場(後編)
2014年 10月 21日
後編:炭火でバーベキュー
恩方ます釣り場/八王子市上恩方町
恩方ます釣り場内にはバーベキューの施設もあります。屋根付き・イス付きのバーベキュー小屋のほか、少人数なら河川敷でバーベキューすることも可能です。バーベキュー用の薪や炭、焼き網、鉄板、紙皿などは受付で販売していますが、お客様が道具や食材の持ち込むのは自由で、釣ったばかりの魚をさばいてもらえるのもありがたい。ここはあくまでも釣り場なので、バーベキューだけのご利用はできません。
この日は、肉や野菜、ハマグリを持ち込んでバーベキューを楽しみました。お借りしたバーベキュー小屋は3号棟。6人用で釣り場までもっとも近い小屋です。撮影日は時々小雨が降る天気でしたので、屋根付きの小屋は大助かりでした。6人で割れば1人200円以下ですしね。
バーベキュー小屋
バーベキュー小屋は入口すぐ右の高台で、全部で5棟あります。1〜3号棟は6人用で1,100円(税込)、4号棟は15人用で2,200円(税込)、5号棟は25人用で3,300円(税込)です。シーズン中はすぐいっぱいになってしまうので、事前に電話予約してほしいそう。
(クリックで拡大)
→恩方ます釣り場 042-651-0869(受付時間 AM8:30~PM4:00)
1号棟
1号棟は駐車場寄りで6人用の小屋です。
小屋の2辺にベンチ、もう1辺に荷物置き。かまどはコンクリート製のU字溝です。
2号棟
2号棟は1号棟と3号棟に挟まれた真ん中の小屋です。こちらも6人用。
内部のつくりも一緒ですね。青いベンチはかまど番用でしょう。
3号棟
3号棟は釣り場に一番近い小屋で6人用です。今回はこちらをお借りしました。
1〜3号棟の中はみな同じです。小屋から渓流が見えるところが気に入りました。
4号棟
4号棟は15人用のひとまわり大きな小屋。1〜3号棟の裏側になります。
ベンチは3面、かまども3つあり、いかにも大人数用の小屋。全員が手の届く場所にかまどがあるレイアウトです。
高い棚は食材を置いておくのに便利そう。
5号棟
一番大きな5号棟は25人用。かまどは4つです。
さすがに広い。
5号棟の裏手はブルーベリー農園でした。
河川敷でバーベキュー
少人数なら河川敷でもバーベキューができます。よくつき固められた河川敷はイスやテーブルがめり込んでしまう恐れもありません。コンロや折りたたみテーブルを持参して、釣った魚を塩焼きにしたらさぞ楽しいでしょう。
河川敷の石で作ったかまどの跡がありました。バーベキューは直火も許されているんですね。
レッツ!バーベキュー!
小屋の中でバーベキューを楽しみました。折悪しくこの日は小雨がち。本当に屋根がありがたいです。外では炭が濡れて火がつかないだろうし、傘をさしながら食べるのは物悲しい。
「バーベキュー用に」とお肉屋さんに頼んでおいたら、夏の真っ盛りだったのでお肉を凍らせておいてくれました。まずは牛肉と野菜から!炭火の力であっという間に解凍されていきます。野菜はちょっと焼き過ぎました。
焼き肉♪ バーベキューで食べ放題♪ 食べ放題ヨロレイヒ♪
豚バラカルビも余分な脂が落ちて美味しい。
地ハマグリはフタが開いたら食べられます。絶品!醤油がいらないくらい。
ブルーベリー農園
受付棟のすぐ裏側がブルーベリーガーデン・草木農園。釣りに飽きちゃったお子さんを連れて、遊び終わったあとのおみやげに楽しめそうです。八王子はブルーベリーの摘み取りが均一料金です。すぐ近くに恩方ブルーベリーの里もありますので、ご興味がおありの方はお問合せを。
養魚場
最後に、釣り場に放流される魚たちの養魚場をご紹介します。駐車場の隣、フェンスに囲まれた中にあるプールで、釣り場(北浅川)に放流する稚魚を育てているんです。管理しているのは恩方漁業協同組合。毎月の放流はニジマスが5月~10月の各第一日曜日の1日1回、ヤマメは5・6・8月に5か所(関場→狐塚→黒沼田→佐戸→大久保)で、ニジマスと混ぜて放流します。6月第2水曜日(今年は11日)はヤマメ成魚のみ380尾を醍醐、案下川に放流しました。
養魚池の中では4万尾ものニジマスを育てています。稚魚の病気感染を防止するため係員以外は立ち入り禁止、それもスタッフの中で数人しか中に入ることができないそう。万一感染してしまうと池1つ分の稚魚が全滅する恐れがあるからです。
水面をのぞいてみると、稚魚がたくさん泳いでいました。
向こう岸に置いてあった四角い網は、養殖池の中の稚魚を寄せるためのもの。
稚魚を狭い範囲に集めたら、この雨樋で隣の養殖池に移動させます。流しそうめん…。
恩方漁業協同組合はこれだけ手間をかけて稚魚を育てて放流しているのです。マス釣りは恩方ます釣り場のほか渓流でも楽しめますが、同じように入漁料が必要です。店売り平日券1,000円(税込)、現場売り平日券1,300円(税込)、年券4,500円(税込)で、他に解禁日券と放流日券があります。
ます釣り場の入漁料金が3,250円(餌釣り)で、渓流釣りより高くなっているのは、釣り場の管理のためです。川を何段もせきとめ、河川敷を固くつき固めるために、ユンボを入れて整地しています。台風などで増水した時は3日もかけてやり直し。小さなお子さんが釣りを楽しめるのも、こうした管理努力があってこそというわけです。
交通アクセス
公共交通機関で来られる方
最寄り駅は「JR高尾駅」か京王線「京王高尾駅」で、北口から西東京バス「陣馬高原行き」に乗って乗車時間およそ30分。「力石バス停」下車2分で到着します。1時間に1本しかない路線なので、バス時刻表を確認しましょう。
→高尾駅北口発 陣馬高原行き時刻表
お車をご利用の方
圏央道八王子西IC→都道61号線(山田宮の前線)を右折→川原宿交差点(右折)→都道521号線(陣馬街道)を直進5km。
※八王子西ICよりおよそ15分。
※圏央道八王子西ICでは青梅方面からの利用ができませんのでご注意ください。
→恩方ます釣り場GoogleMap
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釣ったマスはどうした?というお声が聞こえてきそうです。小さな女の子ちゃん3人連れのお母様にプレゼントしてきちゃったんです。頑張って釣れたのが1匹だとお聞きして、だったら人数分をお持ち帰りいただきたくて。
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取材協力:北浅川恩方ます釣場
恩方ます釣り場(2話)
前編:恩方ます釣り場「恩方の自然の中で渓流釣り」
後編:恩方ます釣り場「炭火でバーベキュー」(当記事)
恩方ます釣り場/八王子市上恩方町
恩方ます釣り場内にはバーベキューの施設もあります。屋根付き・イス付きのバーベキュー小屋のほか、少人数なら河川敷でバーベキューすることも可能です。バーベキュー用の薪や炭、焼き網、鉄板、紙皿などは受付で販売していますが、お客様が道具や食材の持ち込むのは自由で、釣ったばかりの魚をさばいてもらえるのもありがたい。ここはあくまでも釣り場なので、バーベキューだけのご利用はできません。
この日は、肉や野菜、ハマグリを持ち込んでバーベキューを楽しみました。お借りしたバーベキュー小屋は3号棟。6人用で釣り場までもっとも近い小屋です。撮影日は時々小雨が降る天気でしたので、屋根付きの小屋は大助かりでした。6人で割れば1人200円以下ですしね。
バーベキュー小屋
バーベキュー小屋は入口すぐ右の高台で、全部で5棟あります。1〜3号棟は6人用で1,100円(税込)、4号棟は15人用で2,200円(税込)、5号棟は25人用で3,300円(税込)です。シーズン中はすぐいっぱいになってしまうので、事前に電話予約してほしいそう。
(クリックで拡大)
→恩方ます釣り場 042-651-0869(受付時間 AM8:30~PM4:00)
1号棟
1号棟は駐車場寄りで6人用の小屋です。
小屋の2辺にベンチ、もう1辺に荷物置き。かまどはコンクリート製のU字溝です。
2号棟
2号棟は1号棟と3号棟に挟まれた真ん中の小屋です。こちらも6人用。
内部のつくりも一緒ですね。青いベンチはかまど番用でしょう。
3号棟
3号棟は釣り場に一番近い小屋で6人用です。今回はこちらをお借りしました。
1〜3号棟の中はみな同じです。小屋から渓流が見えるところが気に入りました。
4号棟
4号棟は15人用のひとまわり大きな小屋。1〜3号棟の裏側になります。
ベンチは3面、かまども3つあり、いかにも大人数用の小屋。全員が手の届く場所にかまどがあるレイアウトです。
高い棚は食材を置いておくのに便利そう。
5号棟
一番大きな5号棟は25人用。かまどは4つです。
さすがに広い。
5号棟の裏手はブルーベリー農園でした。
河川敷でバーベキュー
少人数なら河川敷でもバーベキューができます。よくつき固められた河川敷はイスやテーブルがめり込んでしまう恐れもありません。コンロや折りたたみテーブルを持参して、釣った魚を塩焼きにしたらさぞ楽しいでしょう。
河川敷の石で作ったかまどの跡がありました。バーベキューは直火も許されているんですね。
レッツ!バーベキュー!
小屋の中でバーベキューを楽しみました。折悪しくこの日は小雨がち。本当に屋根がありがたいです。外では炭が濡れて火がつかないだろうし、傘をさしながら食べるのは物悲しい。
「バーベキュー用に」とお肉屋さんに頼んでおいたら、夏の真っ盛りだったのでお肉を凍らせておいてくれました。まずは牛肉と野菜から!炭火の力であっという間に解凍されていきます。野菜はちょっと焼き過ぎました。
焼き肉♪ バーベキューで食べ放題♪ 食べ放題ヨロレイヒ♪
豚バラカルビも余分な脂が落ちて美味しい。
地ハマグリはフタが開いたら食べられます。絶品!醤油がいらないくらい。
ブルーベリー農園
受付棟のすぐ裏側がブルーベリーガーデン・草木農園。釣りに飽きちゃったお子さんを連れて、遊び終わったあとのおみやげに楽しめそうです。八王子はブルーベリーの摘み取りが均一料金です。すぐ近くに恩方ブルーベリーの里もありますので、ご興味がおありの方はお問合せを。
養魚場
最後に、釣り場に放流される魚たちの養魚場をご紹介します。駐車場の隣、フェンスに囲まれた中にあるプールで、釣り場(北浅川)に放流する稚魚を育てているんです。管理しているのは恩方漁業協同組合。毎月の放流はニジマスが5月~10月の各第一日曜日の1日1回、ヤマメは5・6・8月に5か所(関場→狐塚→黒沼田→佐戸→大久保)で、ニジマスと混ぜて放流します。6月第2水曜日(今年は11日)はヤマメ成魚のみ380尾を醍醐、案下川に放流しました。
養魚池の中では4万尾ものニジマスを育てています。稚魚の病気感染を防止するため係員以外は立ち入り禁止、それもスタッフの中で数人しか中に入ることができないそう。万一感染してしまうと池1つ分の稚魚が全滅する恐れがあるからです。
水面をのぞいてみると、稚魚がたくさん泳いでいました。
向こう岸に置いてあった四角い網は、養殖池の中の稚魚を寄せるためのもの。
稚魚を狭い範囲に集めたら、この雨樋で隣の養殖池に移動させます。流しそうめん…。
恩方漁業協同組合はこれだけ手間をかけて稚魚を育てて放流しているのです。マス釣りは恩方ます釣り場のほか渓流でも楽しめますが、同じように入漁料が必要です。店売り平日券1,000円(税込)、現場売り平日券1,300円(税込)、年券4,500円(税込)で、他に解禁日券と放流日券があります。
ます釣り場の入漁料金が3,250円(餌釣り)で、渓流釣りより高くなっているのは、釣り場の管理のためです。川を何段もせきとめ、河川敷を固くつき固めるために、ユンボを入れて整地しています。台風などで増水した時は3日もかけてやり直し。小さなお子さんが釣りを楽しめるのも、こうした管理努力があってこそというわけです。
交通アクセス
公共交通機関で来られる方
最寄り駅は「JR高尾駅」か京王線「京王高尾駅」で、北口から西東京バス「陣馬高原行き」に乗って乗車時間およそ30分。「力石バス停」下車2分で到着します。1時間に1本しかない路線なので、バス時刻表を確認しましょう。
→高尾駅北口発 陣馬高原行き時刻表
お車をご利用の方
圏央道八王子西IC→都道61号線(山田宮の前線)を右折→川原宿交差点(右折)→都道521号線(陣馬街道)を直進5km。
※八王子西ICよりおよそ15分。
※圏央道八王子西ICでは青梅方面からの利用ができませんのでご注意ください。
→恩方ます釣り場GoogleMap
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釣ったマスはどうした?というお声が聞こえてきそうです。小さな女の子ちゃん3人連れのお母様にプレゼントしてきちゃったんです。頑張って釣れたのが1匹だとお聞きして、だったら人数分をお持ち帰りいただきたくて。
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取材協力:北浅川恩方ます釣場
恩方ます釣り場(2話)
前編:恩方ます釣り場「恩方の自然の中で渓流釣り」
後編:恩方ます釣り場「炭火でバーベキュー」(当記事)
by u-t-r
| 2014-10-21 16:00
| 八王子見て歩記