八王子の公園/長沼公園-5

八王子の公園-第8話-5
長沼公園/八王子市長沼町
井戸たわ尾根〜健脚向けの山道
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長沼公園最終話は園内屈指の山道を登ります。ふもとまでの距離が長かった栃本尾根と比べて、井戸たわ尾根は野猿の尾根道まで一気に急坂を登るコース。景観は変化に富み、木の根を階段代わりに上がったり、あるところは10m以上もの崖になっていて、自然の山道と変わらない遊歩道を登ります。殿ヶ谷の道の分岐の案内板に「この先急坂となります。井戸たわ尾根は健脚向きコースです」と注意書きが書いてあるのも無理はない。井戸たわ尾根を登りきったら、野猿の尾根道経由で野猿峠口へ、最後に絹ヶ丘口へ降りていきます。

井戸たわ尾根への分岐

井戸たわ尾根に入るため、殿ヶ谷の道の分岐に戻ります。森の中へ登っていく急階段が尾根の入口。
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分岐の道標は左が長沼駅0.6km、右が殿ヶ谷の道、奥に向かって井戸たわ尾根です。
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山道の急階段

遊歩道は階段は踏面こそしっかりしているものの、要所にしかフェンスが設置されていません。小さい子と歩くにはちょっと厳しいコースです。
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この階段なんて井戸たわ尾根では楽な方。
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遊歩道に木の根がはみ出して大変なことになっています。
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左手はひよどり沢の急斜面。木がたくさん生えているため恐怖感はないです。
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井戸たわ尾根の難所がここです。野猿の尾根道まで続く長い急階段。
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枝が道に大きく飛び出していました。頭を下げて通っていきます。
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道の真ん中にニョキッと生えている大木。木の根が階段代わりです。
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両側は急斜面。つかまろうにもフェンスがありません。
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ただでさえ幅が狭い階段が半分になってしまいました。木が生えてるところに道を作ったのか、後から道の真ん中に木が生えてしまったのか。
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ようやく平地に出ました。急階段はここでおしまいです。電文を打ちたい気分。「ワレ トチョウニセイコウセリ」。「イドタワオネ ノボレ」。
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来た道を振り返ってみました。登るのも大変だったけど、下りるのはちょっと無理。
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平坦な山道を歩く

後の道は楽チンです。階段なんか4段しかない。今までの苦労と比べれば…。
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長沼公園は頂上付近が笹薮になっているみたいです。間もなく坂道の終点です。
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急坂最後の階段です。前方が明るくなっています。
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平坦な山道に到着しました。
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ここで井戸たわ尾根が2つに分岐します。道標左方向が「殿ヶ谷の道」方面。
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松の木が多い方が殿ヶ谷の道方面。実際は野猿峠口経由で絹が丘口へ通じています。
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笹薮の茂っている方が展望園地経由で平山口へ。霜降の道にも通じています。
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野猿の尾根道へ

絹が丘口の広大な芝生広場を頂上から見てみたいので、野猿峠口を目指します。
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山道沿いに咲くヤマユリ。霜降の道、野猿の尾根道、栃本尾根、殿ヶ谷の道、井戸たわ尾根と、5コース歩いてみましたが、中腹から上で多く見かけました。
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静かな森の中を通ります。アップダウンも少なく、都市公園の中を歩いているかのよう。
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ゆるやかな森の起伏。
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1個飛ばしの階段がなくても上がれそう。
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野猿の尾根道は、霜降の道〜平山口にかけては平坦な山道ですが、井戸たわ尾根〜野猿峠口の方は階段が多いようです。
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笹薮の中に生えていた白いキノコ。以前、テレビでも取り上げられましたが、異常気象の影響で毒キノコが増えているそうです。長沼公園でも、テングタケ、アシベニイグチ、ガンタケ、ニガイグチ、シロハツモドキなど5種類が確認されています。中には食用キノコそっくりの毒キノコもありますので、絶対に素人判断しないようにしましょう。公園内で植物を採取すること自体禁止なんですけどね。
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笹薮はヤマユリが多い場所でもあります。
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こんな感じで山道沿いにぽつんぽつんと咲いています。笹薮の濃い緑色を背景に真っ白いヤマユリの花。この季節ならではの景色です。
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井戸たわ尾根最後の階段です。
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野猿峠口

階段を登りきったところに道標がありました。戻る方向=井戸たわ尾根、進行方向=野猿峠口、左方向=野猿の尾根道です。ここが野猿の尾根道との合流点、井戸たわ尾根の終点です。
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まだまだ山道が続くと覚悟していましたが…。
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小さな丘を越えたら、あっけなく野猿峠口に到着しました。
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絹ヶ丘口まで広がる芝生の坂の頂上です。ちなみにここは坂滑り禁止です。この急坂だし、途中に杭を打って囲った「エコパッチ」もあるし。
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ずっと下の方に見える石垣が絹ヶ丘口。芝生の真ん中にあるサークルは、部分的に草刈りをせずそのまま残してある「エコパッチ」です。
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公園の入口に公園名の入った石柱や石碑があるのは、長沼口と絹ヶ丘口、野猿峠口の3か所です。正規入場口というわけでもないんでしょうが。
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絹ヶ丘口へ

野猿峠口から絹ヶ丘口へは芝生の坂に沿った遊歩道で降りていけます。鉄道の枕木を階段に使っているようです。今の枕木はほとんどがコンクリート製になってしまいましたね。
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芝生の坂を横から撮ってみました。画像に分度器をあてて測ってみたら約20度です。ちなみに高尾登山鉄道のケーブルカーの最急勾配が31度18分、日本一急勾配の道路は自動車のCMに「ベタ踏み坂」として登場した江島大橋で約3.5度。なかなかの急坂といえるでしょう。
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稜線の向こうに日野の街並、向かいの森は先ほど通ってきた井戸たわ尾根でしょう。
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石段を上がって絹ヶ丘口に到着です。
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絹ヶ丘口の正門です。こちらは石碑だけ。
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案内板があるのは、殿ヶ谷の道に近い入口の方です。
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曲がりくねった白い道が殿ヶ谷の道です。
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長沼公園はどの入口の近くにもコンビニや自販機がありません。特に夏場はかなりの運動量になるので、飲み物は入園する前に購入しておきましょう。森の中は湿度が高く、気温も30度以上になります。経験上、30分に1回くらいは水分をとらないと熱中症になってしまいそう。

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長沼公園(全5話)
→第8話:長沼公園-1|霜降の道「小鳥たちのコンサートホール」
→第8話:長沼公園-2|野猿の尾根道「八王子を一望する眺望園地」
→第8話:長沼公園-3|平山口〜栃本尾根「山野草の小道」
→第8話:長沼公園-4|殿ヶ谷の道「木橋の空中回廊」
→第8話:長沼公園-5|井戸たわ尾根「健脚向けの山道」(当記事)

→八王子の公園|記事一覧

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by u-t-r | 2014-09-30 16:00 | 八王子の公園

UTR不動産です。八王子の歴史や暮らしをコツコツ取材しています。基本は「直接ご本人に会ってお話しを聞く!」。地元の話題が多いですが、どうぞお付き合いのほどを。


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