八王子の公園/長沼公園-4

八王子の公園-第8話-4
長沼公園/八王子市長沼町
殿ヶ谷の道〜木橋の空中回廊
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殿ヶ谷戸から野猿の尾根道を通って野猿峠口までを歩きます。殿ヶ谷戸から分岐までは深い森の中を通る平坦な道で歩きやすい。途中の分岐で絹が丘口へ抜ける殿ヶ谷の道と、井戸たわ尾根を通る長沼公園の園路でもっとも体力のいる健脚向けのコースとに分かれます。まずは木橋の空中回廊を通って桐ヶ丘口までを歩きます。

〜六社宮

殿ヶ谷戸へは長沼口の手前から右に歩いていきます。用水路にかかった石の橋が曲がり角の目印。
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途中にある神社は六社宮です。石橋の向こうに一の鳥居。
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階段を上がると狛犬が出迎えてくれました。六社宮、二の鳥居です。
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境内に入ってすぐ右に、祭礼などで奉納する神楽を舞うための神楽殿。毎年8月末ころに六社宮の夏祭りが行われます。
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六社宮の本殿。明治11年(1879年)に、長沼地区に鎮座していた八剣社・熊野神社・日枝神社・八坂神社・東照宮・玉龍社の6つの神社を合祀して祀ったところから。6柱となった御祭神を表して六社宮という名前になりました。御祭神は伊奘諾命、伊奘册命、龍田姫命、素盞嗚命、稲田姫命、徳川家康の6柱。
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神楽殿横の坂道を下りて道路に戻ります。
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小川沿いの道を歩いていきます。
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道端に咲いていたマツバギク。南アフリカの砂漠生まれで、「キク」という名が付いていますが、キク科ではありません。葉を松葉にたとえ、花を菊にたとえて付けられた名です。手がかからず、ちょっとやそっとではへこたれない強さを持った花です。花言葉は「勲功、忍耐、広い愛情」。
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小川に小さな白い橋が架かっていました。
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道標を見ると西尾根へ通じる道のようです。この日は西尾根の途中が崩落していたため断念。
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栗がたわわに実っていました。8月下旬〜9月上旬が収穫期なのでもうすぐですね。花言葉は「満足、豪奢」。果樹ゆえ実や木にも花言葉があります。実の花言葉は「ぜいたく」、木の花言葉は「私に対して公平であれ」。なんだかマロンパフェが食べたくなる。
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民家の塀越しに咲いていたたくさんの白い花。ヤブミョウガ(薮茗荷)の花です。花言葉は「謙譲の美徳、報われない努力」。薄暗い林下でひっそりと咲く姿からつけられたのでしょう。なんだか身につまされる。
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大きなカーブのはじまりに道標が見えてきました。ここが殿ヶ谷戸です。
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道標を見ると、直進は行き止まりとあります。試しに行ってみたら民家の駐車場に出てしまいました。目指す井戸たわ尾根は左方向。森の中に入っていく道のようです。
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〜分岐まで

道標の先はうっそうとした森。ほかの入口と違って林道のような景色です。
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ひよどり沢にかかる橋を渡って深い森の中へ。
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石畳もなく、踏み分け道もあまり人が歩いていない感じ。
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道の真ん中に杭が立っていました。
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道標です。「絹ヶ谷道 0.3km」とありました。道は間違っていないようです。
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落ち葉が積もり、木の根が浮かび上がった森の道。
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階段が見えてきました。ここが殿ヶ谷の道と井戸たわ尾根の分岐です。
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〜殿ヶ谷の道、木橋の空中回廊

階段を上がらず、平らな道の方を歩いていきます。
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木橋に着きました。ここから殿ヶ谷の道がスタート。空中回廊が続きます。
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しっかりした木の橋を歩いていきます。足元がしっかりしているので山道よりもずっと歩きやすい。この可愛らしい木橋、名前がついていないそうです。
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最初の低い地点こそ、こうして橋の上に草がかかっていますが、すぐ高くなって地面と離れます。ヘビと出会う心配のないだけありがたい。
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登り口からL字階段で一気に上がります。
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橋の上が遊歩道になっています。
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左は井戸たわ尾根の急斜面、右は沢の谷地になっています。木の梢と根っこを両方見ながら歩くなんとも不思議な体験。小鳥たちのさえずりが間近で聴こえます。
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木々の間から見える沢に水は見えませんが、地表水が周辺の砂層などの中に浸透して流れる伏流水になっているかもしれません。モリアオガエルの道でご紹介した小津川もそうでした。川の水が現れたり消えたりと。
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今まで歩いてきた山道と比べると断然歩きやすい。途中で小学校低学年の娘さんを連れたお父さんとすれ違いました。舗装路と変わらないですもの。
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橋の上に上がってしまえば木道の高低差はほとんどありません。途中の階段もわずか5段でした。
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木道が左に曲がっています。けっこう長い木橋ですね。地図で確かめると全長120mくらい。
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最後の階段です。前方が明るくなってきました。
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木橋の終点が見えてきました。
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ここから先は沢沿いの遊歩道になります。
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〜殿ヶ丘の道、絹が丘口

日本庭園のような景色を歩いて絹ヶ丘口へ向かいます。
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枯れ沢にかかった橋を渡ります。遊歩道の木橋と同じデザイン。
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長沼公園の絹が丘口は桜の名所として有名です。
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橋を渡り終えると広大な緑の芝生。階段を上がっていきます。
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絹が丘口の斜面に直径20mくらいの周囲を丸太とロープで囲った円い場所が2か所あります。きれいに草刈りされた周囲周囲に比べて、まるで花壇のよう。花を植えているわけではなく、まわりと同じ雑草が繁茂したまま残されていました。このサークルを「エコパッチ」といいます。背丈のある草むらを好む昆虫などが生息ができるよう、部分的に草刈りをせずそのまま残してあるんです。同時にこの地域に生息している植物の生態系を残すこともできます。
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この階段を登りきったところが絹が丘口です。
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高台から見下ろした広大な芝生広場。
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絹が丘口に到着しました。
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最終話は殿ヶ谷の道の分岐から井戸たわ尾根を野猿口まで歩きます。

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殿ヶ谷戸は、長沼公園の園路でもっとも地味な入口です。他の場所のような案内板もなく、道標がぽつんと立っているだけ。その先はうっそうとした森につながっています。実は初日には見つけられず、翌週、Google Mapで確認してようやく入れました。急坂の井戸たわ尾根と、長い木橋の殿ヶ谷の道。どちらも捨てがたい魅力のある園路です。

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長沼公園(全5話)
→第8話:長沼公園-1|霜降の道「小鳥たちのコンサートホール」
→第8話:長沼公園-2|野猿の尾根道「八王子を一望する眺望園地」
→第8話:長沼公園-3|平山口〜栃本尾根「山野草の小道」
→第8話:長沼公園-4|殿ヶ谷の道「木橋の空中回廊」(当記事)
→第8話:長沼公園-5|井戸たわ尾根「健脚向けの山道」

→八王子の公園|記事一覧

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by u-t-r | 2014-09-23 16:00 | 八王子の公園

UTR不動産です。八王子の歴史や暮らしをコツコツ取材しています。基本は「直接ご本人に会ってお話しを聞く!」。地元の話題が多いですが、どうぞお付き合いのほどを。


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