八王子見て歩記/高尾デイハイク(前編)

高尾駅〜多摩森林科学園
高尾デイハイク(前編)
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健康や体力の保持・増進のために「1日1万歩」とよく言われます。1万歩を距離にすると約7km、かかる時間は1時間30分くらい。歩くスピードや姿勢、年齢などにもよりますが、体脂肪の消費が始まるのは運動開始後20分くらいたってからです。つまり体脂肪を減らすためには少なくとも20分以上連続して歩き、理想的には40分歩き続ける必要があるのだとか。毎日こんなに歩くのは大変ですよね。家の近所を歩いても楽しくないし、排気ガスを吸いながらでは逆効果のような気もしてきます。景色のいいところだったら歩けるかなぁ。

高尾デイハイクのお薦め

取材で八王子を歩き回っていると、山間部の空気の良さに癒されることが多いです。多摩川の源流である小津川、恩方川、小仏川は川底が透き通ってみえるほど水がきれいで、川に沿って歩いていくと、ほどよい距離で水源にたどり着きます。美しい自然の中を歩くハイカーさんたちを多く見かけます、デイハイクは隠れたブームになっているんじゃないでしょうか。

朝から夕方まで歩き続けるのは疲れるし、懲りて二度と行きたくなくなります。ちょうどいい時間で楽しめる場所はないものでしょうか。できたら、朝10時に出発、昼食を挟みながら午後3時には駅に戻れるような…。今回ご紹介するのはそんな楽々コースのひとつ、高尾です。

高尾駅の駅舎

スタートは高尾駅北口です。JRをご利用の場合はそのまま北口へ。京王線で来られた方は、「北口出口専用」の黄色い自動改札を通ってJR高尾駅の北口に出られます。切符やカードを入れると一度清算されますが、JRの入場料なしで構内を通過できるので便利です。
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高尾駅北口の社寺風駅舎は、旧新宿御苑仮停車場。大正天皇の御大葬の時に柩を送り出すため、 新宿御苑内に造られた仮設駅舎を移築したものです。改札を出た直後に売店と食事ができる喫茶室があります。
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高尾駅北口〜高尾街道

高尾駅を背に出発!向こうに見える赤い看板は、多摩信用金庫の高尾支店。高尾街道と甲州街道の交差点の目印です。この道をまっすぐ歩いていきます。
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駅前ロータリーにみやげもの屋さんが2店ありました。許可をいただいて店頭を撮影。高尾まんじゅう、桜まんじゅう、高尾山天狗まんじゅう、高尾山せんべい…。高尾みやげの種類がこんなにあるだなんて、地元なのに知りませんでした。お店の方の話しでは、季節になると手打ち蕎麦も販売するそう。(クリックで拡大)
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交差点の角にコンビニがあります。この先にはお店がないので、飲み物などが必要だったら買っておきましょう。
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甲州街道(国道20号線)を渡ると高尾街道に入ります。
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南浅川に架かる敷島橋を渡ります。欄干の河川占用許可票によると、架けられたのは平成4年(1992年)9月。今年で22歳でした。橋の世界では若い…のかしらん。
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敷島橋から南浅川の上流(西)方面を撮ってみました。水がほんとうにきれい。
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敷島橋を過ぎたところに、コインパーキングが2か所ありました。多摩森林科学園には駐車場がないので、お車で来られた方はここに停めることになります。駐車場Aは30分100円(8〜21時)、駐車場Bは平日30分200円(9〜15時)ですが、土日祝は30分100円(9〜22時)でした。
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コインパーキングのフェンス越しに見えた桐の花。女の子が生まれたら桐の木を植えて、嫁ぐときに桐箪笥を作って花嫁道具にする。そんな情緒あふれる話しをふと思い出しました。(クリックで拡大)
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コインパーキングを通り過ぎると、農林水産研修所前から多摩森林科学園まで続くゆるやかな登り坂です。初夏の透明な青空が目にしみます。
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右カーブから左カーブに入ります。
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〜廿里(とどり)古戦場

この周辺一帯が、八王子市指定史跡「廿里(とどり)古戦場」です。
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案内板を見ると、今から445年前の永禄12年(1569年)。武田信玄の武将小山田信茂を滝山城主北条氏照の家臣、横地監物・中山勘解由・布施出羽守が迎え撃ったものの、一戦にしてもろくも敗れ去った地であるとか。そういえば、恩方の心源院さんに伝・中山勘解由夫人の薙刀が残っていましたっけ。(クリックで拡大)
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春名残りのツツジの花。4月から5月の春先が開花時期なのでもうすぐ終わりです。
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坂道から見た高尾駅方面の展望。高層マンションは南口のものです。
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坂道はここまで。後は多摩森林科学園まで平坦な道になります。
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森林総合研究所庁舎の前に「入園口100m先」の案内板。
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前方に三叉路が見えてきました。もうすぐ多摩森林科学園です。まっすぐのこの道も、合流する右の道も全部高尾街道なんですね。
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〜多摩森林科学園

最初の目的地、多摩森林科学園に着きました。高尾駅から約500m、徒歩10分の行程でした。入場料は大人300円、子供(小学生・中学生・高校生)50円です。毎年4月の桜の時期のみ大人400円、子供150円になります。(平成24年現在)
休館日は毎週月曜日で(3月24日〜5月連休の桜の開花時期は無休)、月曜日が休日にあたる場合はその翌日が休みです。年末年始は12月26日〜1月15日までの間が休館日になります。
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正門ゲート(地図の右下方)に入ってすぐが森の科学館です。多摩森林科学園内の樹木や動物が紹介されています。桜の名所としても知られている科学園。満開の桜が樹脂加工された標本が展示されており1年中見られます。
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園内は5つのブロックに分かれていて、全体で7ヘクタール(野球のコート7個分)の樹木園があります。中央部分がサクラ保存林です。入口から第2樹木園を通ってサクラ保存林の入口までに、すたすた歩いて15分くらい。休憩をとりながらゆっくり見て歩くなら2〜3時間みておきましょう。(クリックで拡大)
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多摩森林科学園は緑色の花が咲く桜「御衣黄(ぎょいこう)」で有名です。園内のようすは以前取材しましたので、今回はダイジェスト版で遊歩道の景色をご紹介します。(クリックで拡大)
→緑色の花が咲く桜「多摩森林科学園」
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森の中なので園内は風通しのよい日陰が多く、ベンチもあちこちに置いてあります。休憩をとりながら無理せず歩けて中高年のハイカーさんにはありがたいんじゃないでしょうか。歩いたらお腹が空いてきました。後編はランチを食べてから武蔵御陵と多摩御陵にお参りします。

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暖かい季節になると中高年のハイカーさんが目立つようになります。ご夫婦で、お友だちと連れ立って、中には同じ年代の方たちで楽しそうに歩くグループもありました。交通費以外はさしてお金がかからず健康にも良いデイハイクは、景色もよく空気もきれいな高尾がお薦めです。

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高尾デイハイク(2話)
前編:「高尾駅〜多摩森林科学園」(当記事)
後編:「多摩森林科学園〜高尾の蕎麦〜武蔵御陵・多摩御陵」

金剛の滝デイハイク(3話)
前編:「小峰ビジターセンター〜桜尾根(八坂神社)〜庚申塚」
中編:「庚申塚〜馬頭観音〜小峰公園最高地点〜今熊分岐」
後編:「今熊分岐〜金剛の滝〜新多摩変電所」

晩秋の高尾山デイハイク(5話)
第1話:「高尾山口駅〜清滝駅〜1号路入口」
第2話:「1号路/表参道〜つづら折り〜金比羅台」
第3話:「お地蔵様〜稜線の道〜エコーリフト山上駅」
第4話:「高尾山の眺望〜3か所から」
第5話:「ブラブラ散歩〜エコーリフトで下りる」

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by u-t-r | 2014-06-03 16:00 | 八王子見て歩記

UTR不動産です。八王子の歴史や暮らしをコツコツ取材しています。基本は「直接ご本人に会ってお話しを聞く!」。地元の話題が多いですが、どうぞお付き合いのほどを。


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