つぶやき/ポップル現象

波打つ文字の不思議
ポップル現象
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じーっと文字を見続けていると、徐々に文字が意味を失ってただの線の集まりに見えてくることってありませんか?例えばこの「暑」の文字。同じ漢字を長時間注視していると、だんだん漢字のかたちを認識できなくなり、個々の構成部分がバラバラに切り離されて縦線と横線の集合体に見えてきます。やがて何という漢字だったかわからなくなってしまう。この現象をゲシュタルト崩壊と呼びます。人の知覚現象のひとつで、視覚だけでなく聴覚や皮膚感覚でも生じることが分かっています。冷たいヤカンを触った時に「あちち!」と勘違いしてしまうのはよくあること。

錯視

簡単な比較だってあてになりません。錯視という現象はご存知でしょう。たとえば、双矢印を持つ同じ長さの2つの線が違って見える現象です。これをミュラー・リヤー錯視と呼ぶそうです。ほかにもツェルナー錯視、ヘリング錯視、ポンゾ錯視、フィック錯視など多くの種類の錯視が発見されています。いったい何を信じて生きていけばいいのか…。
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ポップル現象

そんな錯視の中にポップル現象があります。特別な道具はいらず、パソコン画面で簡単に再現できる不思議な現象です。論より証拠。代表的な作例「猫マナー」をご紹介しましょう。

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1ブロック目の文字列は右下がりに、2ブロック目は右上がりに見えませんか?どうやら文字の横棒の高さが錯視を起こしているよう。他にも同じ現象を再現できる作例があります。次は「バンザーイ」。

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続いて当社オリジナル「靴の穴」。こんなのでも作るのにずいぶん苦労したんですよ。

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さらにすごいのがこちらの作例。波打っちゃってます。よくぞ発見したもの。

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英文組版での錯視

日本語ではあまり問題になりませんが、アルファベットで組む欧文組版の場合は錯視が多く発生します。例えば「リバー(川)」や「リザード(トカゲ)」と呼ばれる現象。英文は単語と単語の間にスペースが必要です。語と語の間が広く空いている行が数行にわたって続いてしまうと、そのホワイトスペースがつながって見えて、文章が読みにくくなることをいいます。錯視の発見者に欧米の方が目立つのは、日ごろ目にすることが多いせいかもしれませんね。

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この現象を仕事に活かせないものかと考えてみました。錯視を上手に利用すれば同じ建坪でも家が広く見え、しかも固定資産税は変わらないという夢のような世界が!さっそく描いてみました、ミュラー・リヤーの家。ひとつは切り妻、もう片方は寄棟。どちらも棟の長さは同じです。なんということでしょう!>-<の方が一段と大きく見えるではありませんか。

いや、だめですねこれ…。上の家の方が明らかに広いし。
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by u-t-r | 2014-05-27 16:00 | つぶやき

UTR不動産です。八王子の歴史や暮らしをコツコツ取材しています。基本は「直接ご本人に会ってお話しを聞く!」。地元の話題が多いですが、どうぞお付き合いのほどを。


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