事業用物件レポート/用途地域その3

八王子の用途地域 その3
(用途種別組合せ地図)

「用途地域その1」「用途地域その2」とお話ししてきましたが、地図を用途種別に組合わせてみると八王子市の地域特性が浮かび上がってきます。最終話は任意の用途地域を地図上で組合せて、住宅地や商業地などの様子を見ていきましょう。
※記事中の用途地域図は概略図です。
※それぞれの画像をクリックすると拡大します。

住宅地域
緑色のグラデーションのようになっているのが住宅地です。八王子では、中央線八王子駅南口と京王線北野駅周辺、それに浅川越えの大和田町が住宅地の中心になっています。
生活・幹線道路としては16号線、東京環状、甲州街道。公共交通機関では、八高線、横浜線、京王高尾線が移動ルートとして利用されていることがうかがえます。第一種低層住居専用地域である山田・片倉などの住宅地と八王子駅を直結する路線が1本もないことに気づきます。
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商業地域
こちらは八王子の商業地域です。店舗兼用住宅や小規模店舗は他の場所にも出店できますが、人の流れや用途の自由さから考えると、八王子駅北口の甲州街道沿いが繁華街の中心になっています。一方、住宅地の中心は京王高尾線沿線に広がっているので、移動手段はクルマ中心になっているのでしょうね。
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住宅地と繁華街
住宅地と商業地域の2つを表示してみました。JR八王子駅を中心として、南北に別れている様子が分かります。オレンジ色は準住居地域、住宅街の中に商業施設を建てられる場所です。
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工業地域
準工業地域、工業地域のほとんどは商業地域の外周部に位置しています。水色の準工業地域は、かっての主力産業であった繊維関係の工場があった場所です。
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工場と住宅地の位置関係
工場・倉庫を建てられる方の多くが気にされるのは住宅地との位置関係です。工業地域は準工業地域に囲まれて住宅地から遠ざけられていますが、準工業地域の中には住宅地と接している場所もあります。事業用物件、特に工場建設をお考えの方はこうした立地条件をよく検討されることをお薦めします。
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用途地域は仕事柄よく使うのですが、こうして組合わせてみるとまた面白いですね。南口再開発が進行中なので、今後、街がどう発展していくか楽しみです。一方、江戸時代から八王子経済を支えてくれた機織工場のあった場所が、街の発展とともに虫食いのように削られていった歴史が容易に想像できます。

時代が進むと、未来の八王子の用途地域はどんな模様になっているのでしょうか。孫の世代には、片倉や山田あたりにピンク色の商業地域が出現しているかもしれませんね。

→用途地域その1へ戻る
→用途地域その2へ戻る

参考資料:東京都都市整備局 都市計画情報インターネット提供サービス
by u-t-r | 2009-06-23 17:33 | 事業用物件レポート

UTR不動産です。八王子の歴史や暮らしをコツコツ取材しています。基本は「直接ご本人に会ってお話しを聞く!」。地元の話題が多いですが、どうぞお付き合いのほどを。


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