事業用物件レポート/無停電電源装置

無停電電源装置の交換
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当社と同じアクセスビルの5階にケーブルテレビ局が入っています。
JCN八王子(八王子テレメディア)様です。
無停電電源装置の入替え工事があったので見学させていただきました。
無停電電源装置といっても、ピンと来ない方が多いと思います。
私とか(笑)。

無停電電源装置って何?
無停電電源装置は別名CVCF(Constant Voltage Constant Frequency・定電圧定周波数)電源とも呼ばれ、停電時などでも安定的に電源を供給するためのバックアップ設備です。テレメディア様の場合は、停電時にもサービスを続ける目的で設置されているそうです。
伺う前は大きな乾電池を想像していましたが、実際ははるかに巨大なものでした。総重量2.4トンにもおよぶ鉛蓄電池群(自動車のバッテリーと同じです)と、管理装置、さらに屋上に設置された非常用大型発電機で構成されたシステムです。
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仕組みとしては、停電が起きた時点で自動的にバッテリーからの電源供給に切り替わります。バッテリーだけでも75KvAと大きな容量を持っていますが、これは放送設備を10分間動かす電力にしかなりません。
バッテリーが支えているうちに屋上の非常用発電機が起動します。この間わずか1分。発電しはじめると、今度はバッテリーから発電機に電源が切り替わります。非常用発電機にあらかじめ用意された燃料でまず2時間運転し、必要に応じて順次給油をしていきます。こうして万一の事態にも停波しない備えをされているそうです。
昨年(2008年)夏の停電発生時には、実際に使ったそうですよ。そういえば夕方5時から夜7時にかけて激しい雷雨がありましたっけ。

入換え工事
今回の入換え工事では、このうち蓄電池と管理装置を交換しました。技術の進歩はこうした装置も例外ではなく、新しい無停電電源装置は同じ能力にもかかわらず、従来機4.6トンに対し2.5トン、横幅は3.6mが1.8mと半減。軽量かつコンパクトになったそうです。

軽量化といってもトン単位の大きな荷物。しかも屋内に設置されているので、空調機の交換のようにクレーン車で一気に運ぶわけにはいきません。
引っ越しはまず装置の解体から始まりました。筐体の中からバッテリーを外して、台車に乗せてゴロゴロ。これはエレベーターで1階に降ろします。
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次に装置本体。裏手の立体駐車場にクレーン車を置き、非常階段側からゴンドラに乗せて地上に降ろし、新しい機械も同様に運び入れます。
荷物を降ろせるような場所があったかしらと不思議に思ったら、非常階段の手すりが一部外せるようになっていました。クレーン車が搬送用ゴンドラをその切り欠きまでリフトします。写真・オレンジ色の工事用エレベーターのような箱がそうです。ちなみにゴンドラは高さ20mの空中にワイヤーケーブル1本でつり下げられています。ブルブルブル
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作業員数人がかりで大きな無停電電源装置を乗せます。動かないように荷物を固定したらクレーン車でゴンドラごと地上に降ろします。同じ要領で新しい機械を4階に上げ、旧型機を置いてあった場所に設置します。
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ゴンドラから身を乗り出して固定作業中。命綱を付けているとはいえ、ここは地上4階です。漆黒の闇に包まれていますが、下には地上まで何もありません。恐しくないんでしょうかねぇ…。
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非常用発電機
搬出・搬入が終わった翌日、屋上の非常用発電機を撮影してきました。写真では伝わりにくいと思いますが、ワンボックスカーくらいの大きさがある巨大なものです。高さ2m(排気管除く)、長さ5m、発電能力は120KvAで、一般家庭用に直すと60戸分に匹敵します。この発電機、月に1回試運転し、年に1回のビルの法令点検時にも作動させているそうです。
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見学を許可していただいた八王子テレメディア様、ありがとうございました。白い息を吐きながら黙々と作業されていた作業員の方もお疲れ様でした。
それにしても、今回の無停電電源装置(CVCF)入換えといい、空調機の交換といい、どうして寒い冬の時期に重なるんでしょうね。

取材協力:八王子テレメディア
by u-t-r | 2009-02-24 18:52 | 事業用物件レポート

UTR不動産です。八王子の歴史や暮らしをコツコツ取材しています。基本は「直接ご本人に会ってお話しを聞く!」。地元の話題が多いですが、どうぞお付き合いのほどを。


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