賃貸管理日記/こぼれ話し・野生動物

こぼれ話し「野生動物編」
不動産管理をしていると、色々面白い経験もします。
今回はそんなエピソードをつづってみました。

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八王子は自然環境に恵まれ、色々な小動物が多い場所です。
野ネズミ、テンにタヌキ、ハクビシン。
時に彼らは私たち管理会社と対立してしまいます。

以前ご紹介した養蜂がご趣味のオーナー様
ミツバチの蜜を狙って襲ってくるハクビシンが悩みのタネ。
巣箱の上にブロックを何個も載せて対抗していらっしゃいます。
最初はブロック1個から始まって、最終的に4個で大丈夫と判明したそう。
「味気ないけど仕方なくてね」。
確かに風情が台なしですよねぇ…。
ハクビシンの蜜欲しいパワー=コンクリートブロック4個分かぁ。

畑の中に建っているアパート。
緑に囲まれた素晴らしい環境なのですが、野生動物もまた多い。
ある日、原因不明の水漏れが起きて呼ばれました。
水道屋さんに点検してもらったら、小首をかしげています。
見ると、水道管に小さな歯形が残って水漏れしていました。
「UTRさん、野ネズミだよ、これ」
「ネズミって鉄やコンクリートもかじるのか!」と驚きの声。
結局、アパート全室のネズミ駆除をするハメになったオーナー様。
とんだ出費に。とほほほ

シロアリが発生したと、入居者さんから急な連絡。
木造家屋にとってシロアリは天敵のようなもの。
慌てて駆け付けると、意外なてんまつが待っていました。
「シロアリね、黒いアリが食べて退治してくれたよ」
え?
聞くと、シロアリの巣にクロアリが入り込み、
片っはしから食べていったとか。
詳しい方に聞いてみると、自然界ではよくある現象だそう。
弱肉強食の外の世界で生き残れないシロアリは、
木の幹や、人間の家に活路を求めていったんだろうとか。
賃貸管理日記/こぼれ話し・野生動物_b0123486_205695.jpg

日当たりのいい新築物件。当然、入居希望者が殺到します。
そういうお部屋ってドバトにも人気があるんですよねー。
一度目をつけられると、ベランダが猛烈なフン害にさらされます。
当社でも忌避を狙って色々な手を試してみました。
目玉の風船、忌避剤と称する薬、磁石、CD etc。
一番効果があったのは、ゴミ箱にかけるミドリ色のカラス防止網でした。
巣をかけられやすいエアコンの室外機まわりを、これで包んでしまいます。
ファンの風はよく通るし、羽根が引っ掛かるのを嫌って鳩も寄り付きません。
フン害でお困りの方、ぜひお試しあれ!

ペット同居マンション。
最近は「ペット」ではなく「ライフパートナー」と呼ぶそうですね。
わんこと一緒に暮らしたい、にゃんこを飼ってもいいですか?
そんなお問い合わせが増えています。
人が住んでいる以上、ペットはつきものとは分かっているんですよ。
でも、残念ながら物件数が少ないのが現状です。
せいぜい、観賞魚か小鳥が限界なんです。
特にネコと暮らせる物件は皆無に近い状況です。
このお話しはいずれ別の記事でお伝えしようと思っています。

黒い怪物、別名:台所のゲリラ。
ゴキブリを嫌いな女性は多いですが、意外な方達も大の苦手。
「とても堪えられない!」と悲鳴に近いクレーム電話。
北海道ご出身の入居者にとって、見なれない生物らしい。
あちらにはいないんですかね?
女性担当者がゴキブリホイホイを差し入れてました。
団地みたいに、何棟も建て並んだんだろうか。
見たいような、見たくないような…。
賃貸管理日記/こぼれ話し・野生動物_b0123486_21314788.jpg

イメージ写真に載せようと浅川のカルガモ親子を撮りに行ったんですが、
もうすっかり成長してしまっていて、どれが親で、どれが子やら。
パンを投げたら親子でケンカになっちゃった。はぁ…。
by u-t-r | 2008-09-16 16:59 | 賃貸管理日記(一般)

UTR不動産です。八王子の歴史や暮らしをコツコツ取材しています。基本は「現地で直接お話しを聞く!」。地元の話題が多いですが、どうぞお付き合いのほどを。


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