八王子の公園/長池公園-1
2017年 10月 17日
八王子の公園-第15話-1
長池公園/八王子市別所
南大沢駅〜公園入口〜やまざとひろば〜夕日展望台
「八王子の公園」を書き始めたのは平成25年(2013年)。初めて訪れたのは滝山城址公園でした。当初は1年もあれば全部回れるだろうと軽く考えていましたが、4年経ってもまだ終わらない。大きな公園で行けてない所がまだ残っています。八王子って公園が多い街だったんですねぇ。今回の公園は八王子市別所の長池公園です。最寄り駅は京王線「南大沢駅」。当社があるJR八王子駅からちょっと離れているので、今まで回りきれていない地域でした。電車なら橋本駅で京王線に乗り換えて25分、車だと約7kmなので、道路の混み具合にもよりますが30分はかかるでしょう。高尾山に行けちゃうくらい遠いのです。
今まで12か所の公園を実際に歩いてみて感じたのは、八王子の里山の自然を残していきたいという八王子市のコンセプトでした。更地にして遊具を置いておしまい、とは考えていないようで、地形を活かし植生を保護することで、かつて、里山に生えていた色々な植物を復活させ、あるいは動物が生息できる環境を整えているようです。季節折々に咲く山野草が公園によって変わってくるのがおもしろい。中には、小さなお子さん連れでは歩けない急峻な山道もありますが、必ずどこかにゆるやかな園路が作ってある。幼稚園のお子さんたちが保育士さんたちに連れられて遊んでいる光景をよく目にしました。
長池公園とは
長池公園は八王子市東南部の別所にあり、開園は平成12年(2000年)。大栗川水系の支流水源部にある約20ヘクタールの広い公園です。山道あり、池ありの起伏に富んだ園内は「里山文化の継承と創造」がテーマだそう。住民中心の「長池里山クラブ」があり、田んぼや畑で作物を育てるとともに、雑木林の手入れや炭焼きなど、かつての八王子の里山循環を再現しています。撮影は9月末の快晴の日に行きました。(クリックで拡大)
京王線南大沢駅からトコトコと
京王線「南大沢駅」に着きました。地図で調べたら、長池公園までは約1.5km。歩けばそんな距離ではないと思って、行きは徒歩にしました。NAVITIMEで調べたら大したことなかったんですよ。ところが地図は平面ですから。実際に歩くと、登りあり・下りありのアップダウンがあるコース。写真を撮りながら歩いたら38分かかりました。駅から行かれるなら20分に1本発車するバスの利用をお勧めします。
※「南大沢駅」2番のりば/京王堀之内駅行き「堀03」「長池小学校入口」下車
地図では分かりにくかったので、写真で道順をご説明します。改札を出たらバスロータリーを目指します。最初の目印はマクドナルド。
バスターミナルの手前で左に曲がって、鳥の巣のようなデザインのSouthern Windsビルの間を通り抜けます。
先に道路が見えてきました。左手の建物は駐輪場です。
長池公園へはこの道を右に歩いていきます。長池公園は右方向にあるので、まず横断歩道を渡ってしまいましょう。
渡ったら、南大沢大橋に背を向けて道なりに歩いていきます。
道路の向かい側に「南大沢駅前郵便局」が見えました。目指すは「柏木小学校北」の交差点です。まだまだ先。 「柏木小学校北」交差点に着きました。ここを左に曲がります。駅を出発してここまで12分。思ったより時間がかかる。嫌な予感が。
右カーブのゆるやかな下り坂です。上に架かっているのは柏木歩道橋。
下り坂を下りきったところが「南大沢」交差点です。
交差点の角にデニーズがあります。ここから先はファミレスがないので、朝食べてこなかった方はこちらでどうぞ。
「南大沢」交差点を右に曲がります。ここから先はゆるい上り坂。
駅からすでに24分。珍しく晴れあがった日でしたので汗だくです。街路樹の木陰をハシゴして歩いていきます。この樹は桜かしらね。
ベンチが置いてあったのは「南大沢1号緑地」。ちょっと休憩♪
ところでこの坂道、どのくらい急かというと、自動販売機の置かれた駐車場の擁壁を見てください。
長池公園に着く直前の「南大沢南」交差点です。角に「ミニストップ」がありました。食べものを買える最後の場所です。ここから先は飲み物の自動販売機しかありません。
公園に到着
前方に見える信号は「南多摩斎場入口」交差点です。ピンク色の 道路橋は尾根幹線道路(都道158号線)。左に見えてきた木立が長池公園です。
長池公園に着きました。公園の一番南端になります。ここまで駅から歩いて38分、ヒーヒー!
やまざとひろば(南エントランスゾーン)
さっそく長池公園に入っていきましょう。「尾根幹線口」は「南エントランスゾーン」に位置し、「やまざとひろば」「夕日展望台」とともに、「やまざと駐車場」や多目的トイレがあります。まず、総合案内板で歩くルートを確認しましょう。
入口を入ってまっすぐ歩いていくと、前方に小高い丘、右手にクリーム色の建物がありました。
「さくらトイレ」は、男性用・女性用のほか、車いす使用者も利用できる広さや手すりなどを備えたバリアフリー・トイレも設置されています。
中央園路を歩いて「やまざとひろば」の丘の上に行ってみましょう。右に曲がる手すり付きの道は「やまざと駐車場」に通じています。
丘は丸い曲線を描いています。てっぺんに桜の樹が1本。男の子は登りたがるわよねぇ。
頂上から見下ろすと、まわりぐるりに桜の樹が植えられていました。春のお花見シーズンには近所の方がたくさんやって来ることでしょう。
やまざと駐車場(南エントランスゾーン)
駐車場から園内に入る連絡通路は、なだらかな段差のない道になっていて、車いすの方でも問題なく通れそうです。
駐車場内に飲み物の自動販売機がありました。他には北端の「長池公園自然館」にしか自動販売機はありません。
ミネラルウォーターや麦茶があるのがうれしい。(クリックで拡大)
「やまざと駐車場」は、身障者用×2、一般用×14の合計16台分です。他にはもっと広い「自然館駐車場」が北側にあります。
駐車場の出入り口は一か所で、前の道路は空いているところから出入りは楽でしょう。
夕日展望台(南エントランスゾーン)
「やまざと駐車場」を後にして、次は「夕日展望台」に行ってみましょう。駐車スペースと連絡通路は段差なく繋がっており、車いすやベビーカーでも楽々通れます。
「夕日展望台」への道は木立の中にあります。
斜面を上がれば、頂上が「夕日展望台」。
森の中の階段を上がっていきます。前方の明るくなったところが頂上です。
右手の森が上がってきた道です。展望台はこの先。
「夕日展望台」に着きました。ここは標高160メートル。長池公園で一番高い場所になります。(クリックで拡大)
この展望台から南高尾方面を見ると、みごとな夕焼けを見られることから「夕日展望台」の名前が付けられたそうです。
説明板に「秋分の頃の夕日」を再現したイラストが描かれていました。(クリックで拡大)
同じ場所から撮った写真をつなぎ合わせてみました。(クリックで拡大)
展望台の芝生広場に大きな石が置いてありました。ベンチかなと思ったら…。
これは日時計ですね。残念ながら針がなくなってしまっています。
第2話では植生や野生動物を保護する「特別保全ゾーン」沿いの「中央園路」を通って、「長池」に向かいます。「長池」は公園の名称になったとともに、浄瑠璃姫の悲しい伝説が残る場所でもあります。
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長池公園は南北に長い公園です。第1話で歩いたのは。ほんの一部分。施設の中心は長池から築池周辺にあります。遊歩道は木陰が多いので、夏場に行っても涼しく過ごせそうでした。
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長池公園(全4話)
第1話:南大沢駅〜公園入口〜やまざとひろば〜夕日展望台(当記事)
第2話:小展望台〜中央園路〜長池〜雑木林トレイル
第3話:炭焼き小屋〜里山のいえ〜水車小屋〜田んぼ〜つくいけの道
第4話:築池(つくいけ)〜姿池〜長池見附橋〜長池公園自然館
長池公園/八王子市別所
南大沢駅〜公園入口〜やまざとひろば〜夕日展望台
今まで12か所の公園を実際に歩いてみて感じたのは、八王子の里山の自然を残していきたいという八王子市のコンセプトでした。更地にして遊具を置いておしまい、とは考えていないようで、地形を活かし植生を保護することで、かつて、里山に生えていた色々な植物を復活させ、あるいは動物が生息できる環境を整えているようです。季節折々に咲く山野草が公園によって変わってくるのがおもしろい。中には、小さなお子さん連れでは歩けない急峻な山道もありますが、必ずどこかにゆるやかな園路が作ってある。幼稚園のお子さんたちが保育士さんたちに連れられて遊んでいる光景をよく目にしました。
長池公園とは
長池公園は八王子市東南部の別所にあり、開園は平成12年(2000年)。大栗川水系の支流水源部にある約20ヘクタールの広い公園です。山道あり、池ありの起伏に富んだ園内は「里山文化の継承と創造」がテーマだそう。住民中心の「長池里山クラブ」があり、田んぼや畑で作物を育てるとともに、雑木林の手入れや炭焼きなど、かつての八王子の里山循環を再現しています。撮影は9月末の快晴の日に行きました。(クリックで拡大)
京王線「南大沢駅」に着きました。地図で調べたら、長池公園までは約1.5km。歩けばそんな距離ではないと思って、行きは徒歩にしました。NAVITIMEで調べたら大したことなかったんですよ。ところが地図は平面ですから。実際に歩くと、登りあり・下りありのアップダウンがあるコース。写真を撮りながら歩いたら38分かかりました。駅から行かれるなら20分に1本発車するバスの利用をお勧めします。
※「南大沢駅」2番のりば/京王堀之内駅行き「堀03」「長池小学校入口」下車
地図では分かりにくかったので、写真で道順をご説明します。改札を出たらバスロータリーを目指します。最初の目印はマクドナルド。
前方に見える信号は「南多摩斎場入口」交差点です。ピンク色の 道路橋は尾根幹線道路(都道158号線)。左に見えてきた木立が長池公園です。
さっそく長池公園に入っていきましょう。「尾根幹線口」は「南エントランスゾーン」に位置し、「やまざとひろば」「夕日展望台」とともに、「やまざと駐車場」や多目的トイレがあります。まず、総合案内板で歩くルートを確認しましょう。
駐車場から園内に入る連絡通路は、なだらかな段差のない道になっていて、車いすの方でも問題なく通れそうです。
「やまざと駐車場」を後にして、次は「夕日展望台」に行ってみましょう。駐車スペースと連絡通路は段差なく繋がっており、車いすやベビーカーでも楽々通れます。
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長池公園は南北に長い公園です。第1話で歩いたのは。ほんの一部分。施設の中心は長池から築池周辺にあります。遊歩道は木陰が多いので、夏場に行っても涼しく過ごせそうでした。
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長池公園(全4話)
第1話:南大沢駅〜公園入口〜やまざとひろば〜夕日展望台(当記事)
第2話:小展望台〜中央園路〜長池〜雑木林トレイル
第3話:炭焼き小屋〜里山のいえ〜水車小屋〜田んぼ〜つくいけの道
第4話:築池(つくいけ)〜姿池〜長池見附橋〜長池公園自然館
by u-t-r
| 2017-10-17 16:00
| 八王子の公園