八王子周辺エリア/高幡不動-1
2017年 07月 25日
第1話:参道〜仁王門〜不動堂〜宝輪閣
高幡不動/日野市
三多摩には初詣に最適な場所が多いです。地元の高尾山をはじめ、東の鎮守・八幡八雲神社、西の鎮守・多賀神社、沿線には高幡不動、府中の大國魂神社、深大寺や拝島大師など。八王子から高幡不動までは京王八王子からわずか5駅です。近くにあるといつでも行けると思って、なかなか行かない場所じゃないでしょうか。山アジサイを拝見したついでに、高幡不動の境内を散策しました。
高幡不動駅〜参道
高幡不動は駅から歩いてわずか5分ほどの場所にあります。改札を出たら右に曲がると高幡不動方向です。構内あちこちに「→高幡不動尊」の行き先表示が掲げられています。これじゃ、迷子になれという方が無理。
「高幡不動尊→降りて右」の横断幕がかかったエスカレーターを降りて。
さらにもう1回エスカレーターに乗って地上へ降りる。
おー!あったあった!横浜中華街のような赤い門が高幡不動尊参道の入口です。
ここから参道中ほどまではレンガ通りと呼ばれ、歩行者優先道路です。毎月28日が縁日で参道全体が歩行者天国になるそうです。その中でも1月28日には1年で最大の縁日「高幡不動尊 初不動大祭」で、100以上の露店が並び関東からたくさんのだるまが大集合するだるま市も開催されます。7月7日の七夕には色鮮やかな七夕飾りで参道が彩られるそう。高幡不動までは参道をまっすぐです。
参道が終わって川崎街道を渡ると高幡不動の仁王門です。ちなみにこの川崎街道は東京都側の呼び名で、神奈川県の方では府中街道と呼びます。同じ道路なのに行政区分によって名前が変わるという…。
仁王門〜境内
高幡不動の入口にあたる仁王門は室町時代の建立です。当初は楼門として建てられましたが途中で変更され、楼上の主要部を覆うような形で切妻の屋根がかけられていました。昭和34年(1959年)解体修理にあたり、楼門に復原されました。不動堂とともに国の重要文化財に指定されています。(クリックで拡大)
仁王門の金剛力士像は今から500年ほど前に建立されたもので、左右で一対になっています。向かって右は口を開けた「阿形(あぎょう)」。怒りの表情を顕わにしています。
向かって左は口を結んだ「吽形(うんぎょう)」。こちらは怒りを内に秘めた表情です。
仁王門から参道方向を振り返りました。ほらね、まっすぐの道。正面が駅です。
不動堂
仁王門をくぐると境内です。正面に不動堂、右の赤い建物は宝輪閣。(クリックで拡大)
左手に手水舎。水盤にある「洗心」という文字は「身を清めることで心も洗う」という手水の精神と心を表しています。
手水舎に架かっている白い布は何でしょうか。大師堂の手水舎にも水盤と同じ「洗心」の文字が染められた布がありました。手を拭くタオルじゃなさそう。
新緑の森を背景にした不動堂と五重塔の2ショット。絵はがきのようです。(クリックで拡大)
最初の不動堂は建武2年(1335年)8月4日夜の大風のために倒壊し、康永元年(1342年)に現在地に移建した御堂です。古文化財建造物として国の重要文化財に指定されています。窓がほとんどないんですね。(クリックで拡大)
宝輪閣
不動堂の横にある鮮やかな朱色の建物は宝輪閣です。護摩修行の受付所であり、お守りもここで授与されます。(クリックで拡大)
宝輪閣の前にある大きな樹は「旗かけの松」です。源頼義が前九年の役(1051~1062年)で奥州征伐に向かう途中、高幡不動尊に戦勝を祈願し、軍旗を立てかけたと伝えられます。現在は2代目だそう。
最後に売店です。仁王門の横、交通安全祈願受付所の参道側に売店が3店舗あります。桑の葉うどん、あじさいソフト、高幡まんじゅう、開運そば。小さなお子さんが一緒だと食べたがるだろうなぁ。
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不動堂と宝輪閣の近くに屋台が5店ほど出ていました。お守り、アジサイのハンカチ、ハッカ飴などなど。縁日になると、もっとたくさんの屋台が並ぶのでしょうね。
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高幡不動(5話)
第一話:参道〜仁王門〜不動堂〜宝輪閣(当記事)
第二話:弁天堂〜五重塔〜無料休憩所
第三話:山内八十八ヶ所巡拝コース〜高幡城址〜見晴し台
第四話:馬場あと〜鐘楼〜聖天堂〜大師堂
第五話:奥殿〜上杉堂〜大日堂〜豊泉寮
高幡不動/日野市
高幡不動駅〜参道
高幡不動は駅から歩いてわずか5分ほどの場所にあります。改札を出たら右に曲がると高幡不動方向です。構内あちこちに「→高幡不動尊」の行き先表示が掲げられています。これじゃ、迷子になれという方が無理。
高幡不動の入口にあたる仁王門は室町時代の建立です。当初は楼門として建てられましたが途中で変更され、楼上の主要部を覆うような形で切妻の屋根がかけられていました。昭和34年(1959年)解体修理にあたり、楼門に復原されました。不動堂とともに国の重要文化財に指定されています。(クリックで拡大)
仁王門をくぐると境内です。正面に不動堂、右の赤い建物は宝輪閣。(クリックで拡大)
不動堂の横にある鮮やかな朱色の建物は宝輪閣です。護摩修行の受付所であり、お守りもここで授与されます。(クリックで拡大)
不動堂と宝輪閣の近くに屋台が5店ほど出ていました。お守り、アジサイのハンカチ、ハッカ飴などなど。縁日になると、もっとたくさんの屋台が並ぶのでしょうね。
高幡不動(5話)
第一話:参道〜仁王門〜不動堂〜宝輪閣(当記事)
第二話:弁天堂〜五重塔〜無料休憩所
第三話:山内八十八ヶ所巡拝コース〜高幡城址〜見晴し台
第四話:馬場あと〜鐘楼〜聖天堂〜大師堂
第五話:奥殿〜上杉堂〜大日堂〜豊泉寮
by u-t-r
| 2017-07-25 16:00
| 八王子周辺エリア