花と山野草/カラーが満開

カラーが満開になりました(5月)
カラーの清流/八王子市泉町
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昨年の11月にお伺いしてから6か月経ちました。「毎年5月の連休の頃に満開になるよ」と教えてくださった泉町のとあるお宅。以来、気になって気になって、仕事で近くを通ると時々回っていましたっけ。冬の寒さが和らぎ、半袖で過ごせる日が多くなった春5月。とうとうカラーが満開になりました。泉町湧水群の透明な流れのひとつに咲く真っ白なカラーの花。想像していた以上にみごとな景色でした。半年ぶりのご無沙汰をお詫びして、さっそくカラーの花を見せていただけることになりました。

純白のカラーの花

カラーの花色は純白で、以前撮影に来たカメラマンさんも「撮るのが難しい花」とおっしゃっていたそうです。そこだけ画像が白く抜けたようになってしまい、花の立体感やカタチが飛んでしまうからだそう。いや、デジタル一眼ならあるいは、と思って撮った写真がこの状態でした。真っ白け。
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白いカラーの撮り方をネットで調べたら、逆光か、クローズアップがおすすめだそう。少し暗くなりましたがこんな感じです。白い花の凹凸・筋もきれいに撮れました。(クリックで拡大)
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カラーの清流/通り前

カラーの家の通り前の流れです。ここにもカラーの花が群生しています。(クリックで拡大)
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湧水の清流の中を鯉が気持ちよさそうに泳いでいました。水質が良いせいか、とても元気そうです。鯉たちはカラーの根を切ってしまうザリガニを退治してくれます。(クリックで拡大)
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カラーの清流/入口付近

カラーの家の入口です。ここからは私有地内ですので無断立入りはできません。(クリックで拡大)
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湧水の清流には真っ白なカラーの花、岸辺には薄紫のヒメシャガ。水中にはたくさんの鯉。まるで小さなビオトープです。(クリックで拡大)
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カラーの清流/中庭

玄関アプローチの小さな橋の向こう側が、中庭を流れる清流の中心です。両岸とも私有地、つまり個人所有の川という…。
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両岸に清楚なカラーの花がたくさん咲き、透明な流れには鯉たちがスイスイ泳いでいます。(クリックで拡大)
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鴨のつがいまで遊びにやってきました。この世の天国。(クリックで拡大)
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向こう岸からカラーの清流越しに見えるのは中庭です。手前にグレープフルーツの樹。食べられるというので、ひとついただきました。「ぎゃ〜〜苦い!」「あら?やっぱり苦かった?」。奥さま…。(クリックで拡大)
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カラーはサトイモ科カイウ属の植物で、名前はギリシャ語の「美しい=カロス(Kallos)」に由来しています。花びらのようなガクの質感はマットで厚みがあり、上品に仕立てられたシルクのドレスのよう。花言葉は「乙女のしとやかさ」「華麗なる美」「清浄」「夢のように美しい」。(クリックで拡大)
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カラーの清流/下流

カラーの家の敷地内を流れた清流は下流へと。カラーの花は下流にも咲いています。
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カラーの根元で開いている葉っぱ。ひょっとしたらワサビじゃありませんか?ワサビの生育条件は大量のきれいな水のある場所。湧水の清流はぴったりなのでしょう。(クリックで拡大)
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中庭の中ほどに両岸を結ぶ橋がかかっています。下流から水面付近のアングルで撮ると、カラーの花がいっそう引き立ちます。(クリックで拡大)
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清流を泳ぐ鯉たち

中庭の流れの途中に階段があります。階段は清流に降りてカラーの手入れをするためと、鯉たちにエサやりする場所です。奥さまが階段を下りると遠くの方からも集まる!集まる!
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奥さまが鯉たちに付けた名前を教えていただきました。ひときわ大きい子が「大黒摩季」、2番目に大きい子が「中目黒」。ちなみに「黒木メイサ」や「黒木瞳」はいないそうです。その2匹より小さい子はすべて「兵隊さん」。アライグマやサギに食べられてしまって世代交代するからだそう。悲しい。。
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鮮やかなオレンジ色は「夕焼け」、他の鯉の下を泳いでいる薄いオレンジ色の子が「小焼け」。有名な童謡「夕焼け小焼け」は上恩方生まれの中村雨紅が作詞しました。直筆の歌碑が今でも宮尾神社の境内に残っています。他に、上の模様が人の顔に似た「人面魚」という子がいるそうですが、この日は見つかりませんでした。
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見学させていただいたお礼を言って、カラーの家を後にしました。湧水沿いに帰っていくと、下流の駐車場横にもカラーの花が咲いていました。自生するカラーの群生なんて、日本ではまず見られない景色じゃないでしょうか。
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カラーの清流/八王子市泉町
「カラーと湧水の水辺(11月)」
「カラーが満開になりました(5月)」(当記事)

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by u-t-r | 2017-06-06 16:00 | 花と山野草

UTR不動産です。八王子の歴史や暮らしをコツコツ取材しています。基本は「現地で直接お話しを聞く!」。地元の話題が多いですが、どうぞお付き合いのほどを。


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