八王子の公園/六本杉公園(前編)
2016年 10月 04日
八王子の公園-第13話(前編)
六本杉公園/八王子市子安町
東京の名湧水57選・八王子八十八景/水辺の景
「東京の名湧水57選」を東京都環境局が選定したのは平成15年(2003年)のこと。明治神宮の森にある清正の井や等々力渓谷などと並んで、八王子市内から叶谷榎池(叶谷町)、子安神社(中野山王町)、六本杉公園(子安町)、片倉城跡公園(片倉町)、小宮公園(暁町)の5か所が選ばれました。八王子市でもまちづくり計画部都市計画室が平成20年(2008年)に八王子湧水めぐりマップを発行しました。上記5か所に子安神社(明神町)、真覚寺(散田町)、横川弁天池(横川町)を加えた計8湧水が選定されています。この中から、八王子駅北口から徒歩15分の六本杉公園をご紹介したいと思います。
湧水池
住宅街の道路に面した六本杉公園の入口は、どこにでもある児童遊園といった風情です。
公園碑によると昭和29年(1954年)頃は、第六小学校はまわりを水田や畑に囲まれていたんですね。
入ってすぐが湧水池。季節になると池のまわりにアジサイが咲き乱れます。
池のまわりはぐるりと外周園路になっています。
池際には水辺テラスがあり、湧水池全体を見渡せます。
池の中ほどの岩で亀が甲羅干しをしていました。
湧水池の水源地
湧水池の奥にあるのが湧き水の水源地です。説明板が立っているあたりですね。
フェンスに囲まれた中にあります。
石垣の奥から湧く水源。今でもこんこんと湧き出ていました。
水源のそばに立つ銘木は「東京の名湧水57選」。八王子市内では六本杉公園を含め5か所が選定されています。
説明板によると、子安丘陵から湧き出すこの湧水の周りは「泉の森」と呼ばれていたそう。今でも毎分120リットル(2ℓペットボトル約60本分)も湧き出ているそうです。え〜と、120(リットル)×60(分)×24(時間)×30日(1か月)は、5,184,000リットル=5184立方メートル。1月に5000トン強ですか。201〜立方メートル台の水道料金1か月分(家事用)で換算すると、164万9千772円!すごい!(クリックで拡大)
学校の25mプールの水量は1杯約450立方メートルで、一般の家庭浴槽5年分にあたるそうですが、それでも1回24万円で済むそうです。こちら、六本杉公園の湧水は無料で、月にプール10杯分が湧水池に流れ込んでいます。たくさんの方に楽しんでいただけるのが何よりかもしれませんね。
運動広場へ
湧水池の周りを歩いて運動広場へ向かいます。正面に見えるのが第六小学校です。六本杉公園の真ん前なんですね。
平地を回る園路もあったのですが、階段の魅力に負けて丘へ上るコースを選びました。人には添うてみよ 馬には乗ってみよ 階段は上がってみよ。
池との標高差は2メートルくらいでしょうかねぇ。
丘から階段を下りたところが運動広場です。
この広場で毎年7月に夏祭りが開かれるそうですよ。夜店に盆踊り、近所の子どもたちがたくさん集まるのでしょうね。
木陰のベンチ。涼しげです。
自主防災倉庫を兼ねた清潔なトイレ。六本杉公園は平成25~26年にかけてリニューアルされたそうです。
後編では園路を回って複合遊具まで歩きます。
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東京の名湧水57選に選定された六本杉公園の湧水ですが、実は飲めません。 環境省選定の「名水百選」や「平成の名水百選」、東京都選定の「東京の名湧水57選」は、飲用の可否を選定における評価対象にしていないのです。八王子で湧き水がそのまま飲める場所といえば、思い当たるのは高尾梅郷で有名な裏高尾くらいかなぁ。
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六本杉公園(2話)
前編:東京の名湧水57選・八王子八十八景/水辺の景(当記事)
後編:ヨチヨチからわんぱくまで遊べる複合遊具
六本杉公園/八王子市子安町
東京の名湧水57選・八王子八十八景/水辺の景
「東京の名湧水57選」を東京都環境局が選定したのは平成15年(2003年)のこと。明治神宮の森にある清正の井や等々力渓谷などと並んで、八王子市内から叶谷榎池(叶谷町)、子安神社(中野山王町)、六本杉公園(子安町)、片倉城跡公園(片倉町)、小宮公園(暁町)の5か所が選ばれました。八王子市でもまちづくり計画部都市計画室が平成20年(2008年)に八王子湧水めぐりマップを発行しました。上記5か所に子安神社(明神町)、真覚寺(散田町)、横川弁天池(横川町)を加えた計8湧水が選定されています。この中から、八王子駅北口から徒歩15分の六本杉公園をご紹介したいと思います。
湧水池
住宅街の道路に面した六本杉公園の入口は、どこにでもある児童遊園といった風情です。
公園碑によると昭和29年(1954年)頃は、第六小学校はまわりを水田や畑に囲まれていたんですね。
入ってすぐが湧水池。季節になると池のまわりにアジサイが咲き乱れます。
池のまわりはぐるりと外周園路になっています。
池際には水辺テラスがあり、湧水池全体を見渡せます。
池の中ほどの岩で亀が甲羅干しをしていました。
湧水池の水源地
湧水池の奥にあるのが湧き水の水源地です。説明板が立っているあたりですね。
フェンスに囲まれた中にあります。
石垣の奥から湧く水源。今でもこんこんと湧き出ていました。
水源のそばに立つ銘木は「東京の名湧水57選」。八王子市内では六本杉公園を含め5か所が選定されています。
説明板によると、子安丘陵から湧き出すこの湧水の周りは「泉の森」と呼ばれていたそう。今でも毎分120リットル(2ℓペットボトル約60本分)も湧き出ているそうです。え〜と、120(リットル)×60(分)×24(時間)×30日(1か月)は、5,184,000リットル=5184立方メートル。1月に5000トン強ですか。201〜立方メートル台の水道料金1か月分(家事用)で換算すると、164万9千772円!すごい!(クリックで拡大)
学校の25mプールの水量は1杯約450立方メートルで、一般の家庭浴槽5年分にあたるそうですが、それでも1回24万円で済むそうです。こちら、六本杉公園の湧水は無料で、月にプール10杯分が湧水池に流れ込んでいます。たくさんの方に楽しんでいただけるのが何よりかもしれませんね。
運動広場へ
湧水池の周りを歩いて運動広場へ向かいます。正面に見えるのが第六小学校です。六本杉公園の真ん前なんですね。
平地を回る園路もあったのですが、階段の魅力に負けて丘へ上るコースを選びました。人には添うてみよ 馬には乗ってみよ 階段は上がってみよ。
池との標高差は2メートルくらいでしょうかねぇ。
丘から階段を下りたところが運動広場です。
この広場で毎年7月に夏祭りが開かれるそうですよ。夜店に盆踊り、近所の子どもたちがたくさん集まるのでしょうね。
木陰のベンチ。涼しげです。
自主防災倉庫を兼ねた清潔なトイレ。六本杉公園は平成25~26年にかけてリニューアルされたそうです。
後編では園路を回って複合遊具まで歩きます。
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東京の名湧水57選に選定された六本杉公園の湧水ですが、実は飲めません。 環境省選定の「名水百選」や「平成の名水百選」、東京都選定の「東京の名湧水57選」は、飲用の可否を選定における評価対象にしていないのです。八王子で湧き水がそのまま飲める場所といえば、思い当たるのは高尾梅郷で有名な裏高尾くらいかなぁ。
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六本杉公園(2話)
前編:東京の名湧水57選・八王子八十八景/水辺の景(当記事)
後編:ヨチヨチからわんぱくまで遊べる複合遊具
by u-t-r
| 2016-10-04 16:00
| 八王子の公園