つぶやき/八王子21駅-7
2011年 04月 12日
八王子二十一駅(その7)
多摩都市モノレール・中央大学明星大学〜松が谷
多摩都市モノレール(略称:多摩モノレール)は、東京都と西武鉄道・京王電鉄・小田急電鉄などの出資による第三セクター方式で設立されました。ルートは上北台駅〜立川南駅〜多摩センター駅間で、車輛は4両固定編成で東京モノレールによく似ています。朝夕ラッシュ時をのぞいて日中の運転間隔は全区間10分。隣の駅までの1駅区間は特例運賃として100円になっています。駅名になっている大学は、中央大学、明星大学、帝京大学の3校。
▼多摩都市モノレール「中央大学明星大学駅」
▼多摩都市モノレール「大塚・帝京大学駅」
▼多摩都市モノレール「松が谷駅」
多摩都市モノレール「中央大学明星大学駅」
中央大学多摩キャンパスと明星大学日野キャンパスの校舎の最寄駅で、駅とキャンパスが通路で直結しています。1日平均乗客数は15,242人(2009年度)で、そのほとんどが学生さんと大学関係者。主要駅への所要時間は、多摩センター6分、高幡不動6分、立川南駅16分です。駅構内のコンビニを除けば近隣に商店はありません。
エスカレーターは上り専用です。エレベーターは地上階〜改札階と改札階〜上下線ホームで計4か所設置されています。
改札を出て右が中央大学、左が明星大学キャンパスです。
こちらは中央大学側出口。
明星大学側は駅出口から校舎まで、一続きの屋根付き通路になっていました。
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多摩都市モノレール「大塚・帝京大学駅」
帝京大学まで徒歩約10分。聖蹟桜ヶ丘駅、高幡不動駅、多摩センター駅から大学構内まで急行便を含む路線バスが直通しているのでやや不便を感じますが、駅の近くに無料駐輪場があり、当駅から自転車通学する学生も多いことから、当駅利用の場合は自転車通学がメインとなっています。1日平均乗客数は4,333人(2009年度)で、主要駅への所要時間は、多摩センター4分、高幡不動8分、立川南駅18分です。
エスカレーターはホームへの上り専用です。
エレベーターの地上階乗り口。
改札階〜ホームのエレベーターは上下線とも階段横通路の先にありました。
大塚・帝京大学駅は野猿街道(国道20号線)と国道156号線の交差点にあります。
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多摩都市モノレール「松が谷駅」
都道156号町田日野線上の丘陵にある無人駅。道路西側に沿った崖の傾斜面上にかかるように駅舎が建っています。そのため、南出口は道路を渡る連絡橋に通じ、西出口は地上と同じ高さという変わった構造。1日平均乗客数は1,378人(2009年度)で、主要駅への所要時間は、多摩センター2分、高幡不動10分、立川南駅20分です。近くに商店街はありません。
上り専用エスカレーター、奥まった場所にあるエレベーターホールは大塚・帝京大学駅と同じ。
南出口は歩行者専用道路につながる歩道橋に連絡しています。渡った先は大塚東公園。
西出口は地上と同じ高さになっています。出ると松が谷団地です。
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多摩都市モノレールの車輛は、東京モノレールと同じ跨座式(レールに跨る方式、他に懸垂式がある)です。乗客収容力を上げるために、東京モノレールのようなタイヤハウスをなくして床をフラットにしたため、高さ5.2mのノッポ電車になりました。地下鉄南北線などと同様に安全性の高いホームドア(ホームと線路の間を壁で仕切っている)を採用、完全自動運転を導入するなど近未来を見据えた設計となりました。2008年度からは黒字に転換し、今では多摩地区唯一の縦の交通機関としてなくてはならない存在に成長しています。
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※1日平均乗客数とは、各駅で販売された乗車券や定期券などの枚数を基に算出されたデータであり、乗降客数の総数ではありません。
→その1「中央線」
→その2「横浜線」
→その3「八高線」
→その4「京王線」
→その5「京王高尾線」
→その6「京王相模線」
→その7「多摩モノレール」(当記事)
→(番外編1)「高尾登山電鉄・ケーブルカー」
→(番外編2)「高尾登山電鉄・エコーリフト」
by u-t-r
| 2011-04-12 16:26
| つぶやき