賃貸管理日記/最近のワンルーム
2009年 12月 15日
最近のワンルームマンション
一人暮らし向け物件の移り変わり(最終回)
ここ最近八王子で建ったワンルームマンションは、前よりさらに広く、設備が充実したものになってきています。市内の学生さん向け物件はすでに飽和状態、企業勤めの独身社員をターゲットにしているからでしょう。お部屋の面積は25〜30m2、お家賃も7〜8万円と高額です。ベッドを置いて、なおかつテーブルと大型テレビを置ける広さが、部屋探しの基準になっています。
居室内に荷物が溢れるような間取りは嫌われます。収納容積は一般に大きめで、ウォークインクローゼットやシューズクロークがごく普通に設置されています。さらに、パウダールーム、オートロックと、「学生さんが住むようなお部屋はいや」という声に応えるカタチで機能の充実ぶりが際立っています。
セキュリティ
オートロック付きをご指名のお客様は、特に女性が多いですね。できれば不必要な訪問は断りたいですし、顔を出さずに済めばそれに越したことはありません。左上の機械はTV付きインターホンです。最近の物件では特に増えてきました。
パウダールーム
学生さん向け物件の3点ユニットとの違いは、バスとトイレが別れていることとパウダールーム。鏡は左右が開いて三面鏡になります。その裏にはお化粧品を置けるストッカー。混合水洗が付いた大きめの洗面ボールで、髪を洗ったり、お化粧を落としたり。
広めの浴室
浴室も広めです。バスの隣りにはシャワーを浴びる十分なスペースが。出勤前にシャワーを浴びる習慣からこういうレイアウトが増えています。
キッチン
1口電気コンロでは料理もしにくいし、火力も不足しがちです。最近はガス台のスペースだけ空けて、お好きなコンロを置けるようにしたキッチンが主流です。家族向けとしても十分使える大きさで、収納力も十分。
冷蔵庫はビルトインされていません。キッチン横にお好きな冷蔵庫を置けるよう専用スペースが設けられました。食料品を買い置きしておくには、冷凍室と野菜室が付いた3ドアや4ドア冷蔵庫が欲しくなりますものね。
本格的なグリル付き3口ガスコンロを設置したお部屋です。お料理される方ならお分かりになると思いますが、例えばスパゲティにスープ、サラダというメニューを作るだけでも、コンロを同時に3口使ってしまいます。最近の若い方には自炊をされる方が増えているのでしょう。
充実した室内端子
新築ワンルームの室内に取付けられた端子です。向かって左から、インターネット接続に使う光通信端子、テレビ・映像機器用の同軸ケーブル端子、電話回線端子、電源コンセントの順です。2011年の地上波アナログ放送の停波を控え、また八王子のケーブルテレビ八王子テレメディアを視聴するための対策が進んでいます。
広いベランダ
ベランダの広さも見逃せません。このクラスになると、室外機を置いても余裕の広さ。フェンスの内側には低い物干し。干したものが外から見えることもないし、風が強い日でも洗濯物が飛びません。天気の良い日にはお布団を干せるのもうれしいかな。
ペット同居
こうした独身者向けマンションで目立つもう1つの特長はペット同居対応。一人暮らしの寂しさを癒してくれるペットと一緒に暮らせる物件が目立ちます。写真はあるペット同居型マンションの屋上。居住者専用ドッグランが設けられ、いつでもペットと遊べる場所になっています。
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高額ワンルームは会社勤めの方専用と思いこんでいましたが、調べてみると学生さんがけっこう入居されています。
お父様:「学生にこの部屋は、ちょっと贅沢じゃないかなぁ?」
娘さん:「お父さんお願い〜っ!このお部屋気に入っちゃったの」
お母様:「娘が安心して住めるなら、多少高くてもいいじゃないの。ねぇあなた?」
娘さん:「そうよ!そうよ!」
お父様:「……」
後日談。
その後お母様は月に一度は上京されて、娘さんの部屋を定宿に。
八王子に行きつけの美容院や歯医者さんまで作ってしまわれました(笑)。
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「一人暮らし向け物件の移り変わり」(全4話)
その1「貸間と下宿の時代」
その2「ワンルームマンション登場」
その3「設備の充実と個の時代」
その4「最近のワンルームマンション」(当記事)
一人暮らし向け物件の移り変わり(最終回)
ここ最近八王子で建ったワンルームマンションは、前よりさらに広く、設備が充実したものになってきています。市内の学生さん向け物件はすでに飽和状態、企業勤めの独身社員をターゲットにしているからでしょう。お部屋の面積は25〜30m2、お家賃も7〜8万円と高額です。ベッドを置いて、なおかつテーブルと大型テレビを置ける広さが、部屋探しの基準になっています。
居室内に荷物が溢れるような間取りは嫌われます。収納容積は一般に大きめで、ウォークインクローゼットやシューズクロークがごく普通に設置されています。さらに、パウダールーム、オートロックと、「学生さんが住むようなお部屋はいや」という声に応えるカタチで機能の充実ぶりが際立っています。
セキュリティ
オートロック付きをご指名のお客様は、特に女性が多いですね。できれば不必要な訪問は断りたいですし、顔を出さずに済めばそれに越したことはありません。左上の機械はTV付きインターホンです。最近の物件では特に増えてきました。
パウダールーム
学生さん向け物件の3点ユニットとの違いは、バスとトイレが別れていることとパウダールーム。鏡は左右が開いて三面鏡になります。その裏にはお化粧品を置けるストッカー。混合水洗が付いた大きめの洗面ボールで、髪を洗ったり、お化粧を落としたり。
広めの浴室
浴室も広めです。バスの隣りにはシャワーを浴びる十分なスペースが。出勤前にシャワーを浴びる習慣からこういうレイアウトが増えています。
キッチン
1口電気コンロでは料理もしにくいし、火力も不足しがちです。最近はガス台のスペースだけ空けて、お好きなコンロを置けるようにしたキッチンが主流です。家族向けとしても十分使える大きさで、収納力も十分。
冷蔵庫はビルトインされていません。キッチン横にお好きな冷蔵庫を置けるよう専用スペースが設けられました。食料品を買い置きしておくには、冷凍室と野菜室が付いた3ドアや4ドア冷蔵庫が欲しくなりますものね。
本格的なグリル付き3口ガスコンロを設置したお部屋です。お料理される方ならお分かりになると思いますが、例えばスパゲティにスープ、サラダというメニューを作るだけでも、コンロを同時に3口使ってしまいます。最近の若い方には自炊をされる方が増えているのでしょう。
充実した室内端子
新築ワンルームの室内に取付けられた端子です。向かって左から、インターネット接続に使う光通信端子、テレビ・映像機器用の同軸ケーブル端子、電話回線端子、電源コンセントの順です。2011年の地上波アナログ放送の停波を控え、また八王子のケーブルテレビ八王子テレメディアを視聴するための対策が進んでいます。
広いベランダ
ベランダの広さも見逃せません。このクラスになると、室外機を置いても余裕の広さ。フェンスの内側には低い物干し。干したものが外から見えることもないし、風が強い日でも洗濯物が飛びません。天気の良い日にはお布団を干せるのもうれしいかな。
ペット同居
こうした独身者向けマンションで目立つもう1つの特長はペット同居対応。一人暮らしの寂しさを癒してくれるペットと一緒に暮らせる物件が目立ちます。写真はあるペット同居型マンションの屋上。居住者専用ドッグランが設けられ、いつでもペットと遊べる場所になっています。
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高額ワンルームは会社勤めの方専用と思いこんでいましたが、調べてみると学生さんがけっこう入居されています。
お父様:「学生にこの部屋は、ちょっと贅沢じゃないかなぁ?」
娘さん:「お父さんお願い〜っ!このお部屋気に入っちゃったの」
お母様:「娘が安心して住めるなら、多少高くてもいいじゃないの。ねぇあなた?」
娘さん:「そうよ!そうよ!」
お父様:「……」
後日談。
その後お母様は月に一度は上京されて、娘さんの部屋を定宿に。
八王子に行きつけの美容院や歯医者さんまで作ってしまわれました(笑)。
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「一人暮らし向け物件の移り変わり」(全4話)
その1「貸間と下宿の時代」
その2「ワンルームマンション登場」
その3「設備の充実と個の時代」
その4「最近のワンルームマンション」(当記事)
by u-t-r
| 2009-12-15 16:17
| 賃貸管理日記(ワンルーム)